番外編9『団結の時代を偲んで…』

ヤッホー!
あたりで~す♡♥♡♥

お仕事いがいのみなさん、ちゃんとおうちにいますか~?

あたしもちゃんとひきこもってますよ~(● ˃̶͈̀˂̶͈́)⁾⁾

こういう時こそ、みんなで協力しあわないとですもんね( ^∀^)

というわけで、またまた番外編のお届けです♪()♪

今回は、今のこういう状況にちなんで?、そのむかし協力や団結の大切さを日本中に説いてまわったという「フラワーライン」のお話です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

では、ど~ぞ…

なんとまあ、すさまじいこと(汗汗汗)d( ̄  ̄)

…というより、センセェって大昔からちっとも変わってないんですねΣ(-_-)

それよりさあ…
なんなんです、この「フラワーライン」って>* ))))><

いくら協力や団結が必要ったってさあ…Σ(-᷅_-᷄๑)

そりゃまあ、あたしも父から話はよく聞かされていたので名前くらいは知ってましたよ。
とくにタイトル戦で、ここぞとばかり徒党をくんで暴れまわってた集団だって…

父いわく

「日本人にとって団結がいかに大事かっつうのは、その昔「フラワーライン」ってのが我々に散々教えてくれたんだ。
団結が嫌いな性分の客や中野(浩一/35期・OB)が、当時どれだけ泣かされたことか…」

だそうなんですけど…

それにしてもさあ…。・°°・(>_<)・°°・。

う~ん………………

あたりのバカが、親父からどういう風に聞かされてきたのかは知らんが、何となく誤解があるような気もすんだよな…
客にとってのフラワーラインって…

当時もフラワーは、ずる賢い互助集団だなんて散々悪口食らってはいたんだけどよ…
山口国男(24期・OB)さんなんて、証人喚問に呼ばれるんじゃねえか?って噂されてたくらいでさ…

そりゃまあ確かに、滝沢(正光/43期・OB)や清嶋(彰一/40期・OB)さんが臨機応変にガンガン駆けてくれたり、その逆だったり…
並びだって臨機応変…
とにかくラインから勝利者出すためには何でもありで、徹底的に団結してたからな。

例えば清嶋さんが初タイトル決めた昭和六十年の立川ダービー決勝なんて、このオレですら今でも吹き出しちゃうくれえ凄まじかったもん。

誘導員まで一致団結しちまったんだから…

あの競走は、初タイトルを狙う清嶋さんに、山口(健治/38期・OB)さん、尾崎(雅彦/39期・OB)さん、滝沢とフラワー4人が乗っかって、誘導員は古林(昭二/46期・OB)。

で、この古林がレース本番で、実質4人目の東京選手として大仕事をしちまうんだよな…

競走内容はっつうと、滝沢がS取ってフラワーが前段、その後別線に押さえられていったん後退。
勝負所に入ったところで、滝沢がイン切りみてえな形で前を押さえ返し、それに合わせて清嶋さん-山口さん-尾崎さんで再び上昇。

赤板あたりで清嶋さんが誘導…
というか機関車役の古林のケツに再度収まるんだ。

さあ、こっからが大爆笑もの。

誘導の古林、それまではキッチリ押さえ先行で、特に別線?(古林は誘導だから、この言い方はちょっと変かもしれねえが、とにかくフラワー以外の連中)がケツについてる時は本当にも~、後ろからフラワーが上がって来やすいように丁寧にペース作ってたのよ(笑)。

なのにさ、清嶋さんがケツに収まったと見るや、追走しやすいよう、さらには後方からの仕掛けにも最大級に警戒しつつ、これ以上はないってくらい丁寧(大笑)にペースを作りながら徐々にスピードを上げて、打鐘からは一気にブン吹かしの最終二角まで大逃げ。

も~目一杯の!

誘導員のメイチの先行なんて、今の時代…
っつうより今後二度とお目にはかかれんと思うけどさグッヘッヘッ…

ほんで、もちろんその後は、古林の番手から出た清嶋さんが、そのままキッチリ、ダービーツモ!
公式の決まり手は「逃げ」だけど、あんなもん誰がどう見たって二段駆けの番手捲りだよな。

前代未聞だろ?
誘導使った二段駆けなんて…

もちろん参加選手と誘導選手が開催中に接触なんて出来ないし、同じ東京同士、阿吽の呼吸でって事なんだけどさ。
でも、まっ、あれには本当笑わせてもらったよ。

そうそう、ただその後、古林は、即刻取調室連行されて尋問と拷問受けたって話だけど、間違いなくあの立川ダービーの影の主役だったよなグッヘッヘッ…
重ねて言うけど、仮にもダービーの決勝で最終ホームを取ったんだから勲章モンだったとは思うぜゲッヒッヒッ…

おっと、いかんいかん。
話がちょっと脱線しちゃったんで元に戻すけど、こんなような競走があれば、そりゃそういう集団だって思われちまうのも仕方ねえ部分はあるかもしれねえよ。

ついでに話すと、あの時のダービー終了後、雀荘で一緒になった競輪好きの客が、こんな風にも話してたしな…

「山口を引っ張ってダービー優勝に貢献した尾崎が一昨年、滝沢使って宮杯優勝。
続くオールスターで、フラワーの仲間入りした菅田(順和/36期・OB)がV…
そんで、去年の千葉ダービーは、滝沢が清嶋に引っ張ってもらって初タイトル。
で、その後、吉井(秀仁/38期・OB)がオールスターV。

となりゃあ今回の立川は、どう考えたって清嶋だよな。
順番から言ってもそうだけど、何よりまだ無冠だったし、フラワー軍団一丸となって絶対勝たせに行くだろうって即思ったよ。

もっともオレだけでなく競輪の客はほとんどみんな同じように思ったろうな。
中野は欠場でいねえし、あとは井上(茂徳/41期・OB)あたりの邪魔さえ入らなきゃ清嶋の優勝で間違いなしって…

でよ、本番じゃ、清嶋はもちろん、山口、尾崎、滝沢と四人が優出決めて、邪魔になりそうな連中は勝ち上がりで全滅。
こうなっちゃうと、もう走る前から頭は完全に確定。
あとはヒモが誰かってだけ。

清嶋の後ろは、山口か尾崎のどっちかで、回った方の2着で決まり。
それこそ展開予想もクソもねえ。

結局、二人はコメントで並びをハッキリ言わなかったんで車券の人気は、清嶋-山口、清嶋-尾崎で五分。
競輪じゃなくて丁半博打みてえなもんだったよ…

で、その丁半博打をやりに客がわんさか押し寄せてな。
オレも含めてさ。
例え安くても当たりの車券が最初からわかってんだから、そりゃみんな行っちゃうよ…

ただ、3番手回ってた尾崎が最後、山口食っちゃったのにはズッコケさせられたけどさハッハッハッ…」

…って具合にここまで言われちまってたんだ。

おそらく、あたりの親父も似たように思ってたんじゃねえのか…

けどな、それでもやっぱオレはフラワーが互助集団だったってのにはノーと答えてえんだ。

もし本当に互助集団だったって言うなら、じゃあなんでオレがタイトル取れなかったんだってことよ。

言っとくけどオレは、特別競輪優出9回も果たした身の上だぜ。

本当にみんなで仲良くタイトルたらい回しで行きましょう、ってことなら清嶋さんの次はオレだろうよ。

仲間どうこうったって最終的にはやっぱり脚なんだ。
脚のあるヤツが勝ち進んで、脚があるからこそチャンスもつかめるし結果も出せるんだ。

脚がなけりゃ、例え古林が誘導の名を借りた機関車役努めて大逃げ打ってくれても、タイトル戦決勝で頭なんて取れるわけねえし、滝沢や清嶋さんの後ろ回ったって百年経っても差せるわきゃあねえんだよ。

もっと言えば、例え番手をもらえたって脚がなきゃ前を差せねえどころか逆にケツから食われちまうってえの。

脚があるからこそ番手が回ってくるんであって、なきゃ永久に順番なんて回って来ねえのさ。

悔しいけどやっぱり脚は山口さん、尾崎さんの方がオレより上だったよ。
例えほんの僅かであったとしても、それでもう順番は回ってこねえ。

フラワーだって番手はやっぱり勝ち取るものでしかねえんだ。

ゆえに安易に互助会的集団に思われても困るってのがオレの正直な気持ちかな。

そんな訳だから上の漫画のセリフは大いに気に入らねえし、ぜひこういう風に直してもらいてえと思うのよ…

な、な、なんなの!
セリフ入れ直した、このマンガ>* ))))><
大ウソつき!!!!
センセェの話も「ふ~ん、なるほど…」
って、チョッピリまじめに聞いてたのに、これ読んだ瞬間、も~なにもかも信用できなくなりました。

ハッハッハッ
本当は、客の思ってる通り単なる互助集団で、オレはたまたまついてなかったってだけの話なんだけどな…

 

ハゲてるタナカの
とってもつまらないざれごと

いや~懐かしいなあ~フラワーライン!
オレが競輪通い始めたのは九州対フラワーの時代。
もう35年以上も前になるなんて信じられない気分だね。

競輪教えてくれた友達が当時こう言って誘ってくれたのよ。

「競輪ってなぁよ、基本談合で決まるんだ!
選手同士が仲間内で相談して順番においしい思いをしようとすんのよ。
だから、可能な限り選手の裏情報仕入れて、誰と誰が仲良くて、誰勝たせようとしてんのかってのがわかりゃ、手っ取り早く金稼げるぜ…」

みてえな事言われてフラワーラインの競走のビデオ見せられたの…

なんとまあ説得力のあったこと。

オレ本気にしたもん!

それでもそいつ曰く、

「でもな、九州はちと違うんだ。
特にあの中野、井上!
あいつら二人は直線入ったらもう親も子もねえってくらいの意地汚さだからよ…」

まっ、完全に間違ってるとまでは言えないけど正しくはないよね(笑)

それに、そんな簡単なもんじゃねえってのは、毎日競輪通ってらいやでも気づくんだけどさ…

いや~当時は本当冗談抜きに毎日行ったもんな~。

立川、京王閣、西武園、大宮…

この4場だけで、年間通してほぼ毎日どっかしらで開催してたもん。
しかも、オレ自身ちょうど無職の頃だったし。

でもなんで、そんなにはまれたかって言ったら、友達の言い草はさておき、やっぱ九州対フラワーの戦いってのは面白かったのよ。

両陣営だけでなく、勢力的にやや劣る中四国や中近の選手たちが間隙つこうとする形でのタイトルの取り合いに、も~しびれちゃってさ…

それに当時は格闘技競輪でしょ。

あの凄まじい競り合いには、本当に興奮したわ。

今と違って、番手は戦って一枚一枚上げていくものってとこにもロマンを感じたかな…

とにかく幸運でした。
無職の時に競輪教えてもらえて、その時、中野さん、井上さんがいて、そしてあのフラワーラインがあって…
気づいたらそれがいつしか飯のタネになって…

もし、それが無かったらオレは今頃どんな人生送ってたのかな…

オッシ!
今度もし生まれ変われたら、競輪するのだけは絶対やめとこ!

【今回は、いつも以上に話を盛り、ウソ八百を思い切り散りばめた記事内容であることをご了解くださいませ。特に古林昭二さんという方は架空の人物でございます】

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