SR82話B面『やりたい事が見つからない…』

本日のざれごと

さ~、いよいよ夏休みシーズンのはじまりです!
みなさま、いっぱい いっぱい楽しんでくださいませね~!
今年のあたしは、A面でもPRいたしました『西武園記念』にむけ、せ~いっぱい働く夏です。

 

とゆ~わけで、あたしは仕事だけど、タナカセンセェ!
この夏は、どんな計画たててるの?
やりたいこととかさ…

計画?
やりたい事…?

う~ん…
計画は特に無いね…
あと、その「やりたい事」っちゅうフレーズだけど、それには少々複雑な思いを持っちゃってるとこかな…

チッ、またわけわかんないこと言いだして…

やりたいこと…

まあ、聞いてよ。

意味合いは若干違うけど、先日、ネットの動画の中から こんなフレーズが聞こえてきたの。

「やりたい事が見つからない人へのアドバイスなら、失敗を恐れず何でも体験しろってことかな…」

なるほどねえ…

でも、ちょっとドキッとしちゃった。

そういえばオレも還暦前後の頃から度々考え込んじゃうことがあったのよ。

(オレのやりたい事ってなんだろう…)

って…

現役時代はあまり考えた事なかったんだけど、人生の後半戦に突入しちゃったでしょ

(このままま面白くも何ともない毎日を、死ぬまで ただ過ごしているだけでいいのかな?)

って風にさ…

でも、浮かんでこないんだよねえ…
やりたい事が…

「やりたいから」ではなく「逃げだす」ため

あっ、でも考えてみりゃ20代前半くらいまでも似たようなもんだったのかな。

子供の頃から得意なものはほとんど無かったし、「ど~せ、オレなんか…」ってタイプでもあったからね。

ゆえに何かにチャレンジしようって精神はかなり薄いほうだったのよ。

一応、マンガ家にはチャレンジけど、本当にやりたい事だったかっていうと、ちょい違うもん。

ちなみに、それまで「マンガ家目指したい」なんて思ったことは無し。

そもそも、部屋にこもって過ごすようなジャンルには興味なくてさ…(笑)

当時、デザイン系の学校通ってはいたけど、これも興味があったからってわけじゃなく、高校生の時、大学受験と就職から逃げ出すためってのが本当の理由…

でもさ、最後の学校卒業って時期になると、無理矢理にでもその後の進路を考えなきゃじゃん。

んで、最終的に下した判断が「マンガ」。

興味が無いのに何でかっていうと、同じ学校にマンガ家になった人間がいるって話を聞いたから。

それってつまり、似たようなレベルの人間でもやれるってことでしょ?(笑)

【必要な道具はこれだけ】

それにさ、それまでマンガなんて描いた事なかったけど、物語作って紙に描きゃいいってだけの作業だもんね。

資金も何もいらないし、オレにも出来そうじゃん…!

な~んちゃって、幸い世の中のことは何にも知らないオレ。

マンガの世界に関しても、どれだけ厳しいか全然わからなかったから始められたってだけ。

あとね、もっと正直に言うと、やっぱり本当にやりたい事が見つからず、就職とかの最終的決断から逃げ出すためだったの…

というわけで、ある意味 逃げ道として始めたマンガだけど、それでも自分の中で正当化するためには、それなりに真面目に打ち込まなきゃだからね。

生まれて初めて日々がんばるって経験したのかな…?

で、道中運良く競輪に出会えてデビューに繋がったってわけ…

あっ、でもね、それでもデビュー後はマンガって仕事にハマったし、どんどん好きになっていったよ。
死ぬまでやりたいって思うこともあったくらい…

なので現役時代、(オレのやりたい事って…)的な悩みが浮かぶことは無かったの。

と言いつつ、生まれ変わったら、もう2度とゴメンだけどね。

現役時代、今度は、(オレの人生って何?)的な悩みがしょっちゅう生まれてたから…(笑)

競輪始めたのも他にやる事なかったから

さて、ついでだから競輪を始めた切っ掛けについても、ちょい。

こちらの方も、けっしてポジティブなもんではなかったのよ。

マンガ同様、最初はカケラも興味なかったんだから。

以前、ここでも話したことがあるけど、マンガ家目指していて1回挫折して就職したことがあったのね。

で、その時の心境ってさ…

(あ~あ… あんなにがんばったのに、結局ダメか…)
(20代前半を見事に犠牲にしたあげく、これから何の興味もない仕事に就くわけか…)
(だったら、遊びのひとつも始めてみよ…)

結局、競輪始めた動機も、興味からじゃなく他にやりたい事が思いつかなかったから。
たまたま、競輪好きの知人がいて教えてもらえたからってのが最大の理由なんだよね。

ネットで流れていた、やりたい事が見つからない人へのアドバイスは、おそらくポジティブ思考で何事にも積極的にって意味合いだったと思うんだけど、オレの場合はすべてネガティブ思考からだったような気がすんの。

何も思いつかないし、とりあえず何事も体験してみようって意志も生じず、たまたま身近にあったものに仕方なく手を出してたって感じ…

まあそれでも、「やれる事」が発見出来たんだから良しとしなきゃいけないんだけど…

 

やりたいことが見つかった!

あっ、たださ、そうは言っても、今また「やりたい事が見つからない」ってなっちゃってるのは、やっぱ悲しいね。

そんでもって、考えてみりゃとっても不思議。

やりたい事は見つからないのに、やらなきゃならない事は次々出てくるんだから…

日々の食事作り、掃除に洗濯、ゴミ出し、買い物…
夏は雑草だらけになるし、冬は大量の落ち葉…
築年数が経った自宅設備の修理、家電の交換…

現役時代ほどではないにしろ仕事だって多少はまだやってるし…

こんなんじゃ、アドバイスをマネして「積極的に色々体験…」なんて とても無理だよね…

やっぱオレには「やりたい事」ってのは永遠に見つからないのかな…?

んっ…!?
ちょっと待てよ…

あ〜っ!
今、もの凄いことに気づいた!

日々の、やらなきゃならない事に追われている時、オレいつも このフレーズが頭に浮かんでたんだ…

(あ~、何にもやりたくねえなあ~…)

そうか!
オレのやりたい事って、「何もやらねえ」って事だったんだ!

なるほどなあ~、ついに発見しちゃったよ!

あり?
しかし待て…

これって、へたすりゃ寝たきりになるまで叶えられない壮大な夢なのかも…
今日も明日も、メシ作らんわけにはいかんもんな…(笑)

 

アッハッハッ
でもさ、じゃホントになにもやらなくていいって状況になったら、センセェ、ホントに大丈夫?

さらに歳をとって寝たきりになったから…
とかでなく、まだ脳みそや身体が自由にうごくってだんかいでの話だけどさ…

つまり、今の日常で家事も仕事も雑用も一切なしで、どう過ごすかってことね…

家の中に1人でいるだけじゃつまんないから、相手してくれる友達でも探すのかなあ…
お酒を飲んだり、無駄話をしたりするような…

あり?
それって、センセェがたまにやってることじゃん

なんだかんだ言って、けっきょくやりたい事やれてるんじゃない?(笑)

ひえ~、たしかに…
でも、我ながらレベルの低い「やりたい事」だなあ…

じゃ、もう1回なにかにチャレンジしてみるとか、お出かけしまくるとかは?

う~ん、なんか めんどくせえ…

はい!
センセェは一生そのままでおしまい!
以上!

うえ~~~んっ!!!

 

 

 

とゆ~わけで、今回はザンネンな老人の泣き言をおとどけいたしました。
「でわ!」

116話B面『ベッドが遠い!』

先月、どっかでやってた『高松宮なんとか杯』は福井の脇本雄太せんしゅ(94期)が完全V。
記念競輪ではいまいち不安定な成績を残す中、G1は今年2V。
「おいしいとこは持っていく!」
という競輪選手の理想形を見事に体現しています。
関センセェいわく、これができるのが長持ちする大選手のひとつの証なんですって。
脇本せんしゅ、やっぱりすごいなあ~!

タナカセンセェ!
宮杯、ど~だった?
なんか感想ある?

今更かもしんないけど、スピード競輪…
勝負は1回、ミスは許されない競輪って、これはこれですごく面白いとは改めて思ったよ

スリリングだし、迫力もあるしさ
同じような理由で、アドバンスも案外面白いなって感じてるし

でも、オレってやっぱジイさんでしょ
軽いギア倍数でやった場合の展開なんかも妄想しちゃったりすんのよ
で、選手にとって、お客には賭けの対象として、どっちのパターンの方が良かったのかなって…

スピード競輪は、やっぱり脚力がほぼでしょ?
上位クラスは、どっちのパターンでもまったく問題ないけど、下位だと脚力の劣る選手はどうにもなんないもんね
軽い時代の競輪のほうがメンバー、展開次第で脚力下位の選手でもチャンスを作れる可能性が高かったような気もするしさ…

まっ、どっちの競輪も面白く感じてるんで、ゆえにどっちのほうが良かったのかなって勝手に悩んでるだけだけど(笑)

そ~ゆ~つまんないことばっかあれこれ考えてると疲れない?

疲れる(笑)
だから、最近、ソファで寝落ちがしょっちゅう(笑)

最近のルーティン

身体にはあまり良くないと思うんだけど、最近本当にソファで寝ちまうことが多いんだ。

ほとんどは、食事の後、YouTubeとかを眺めながらゴロンと横になって気がつきゃ そのまんまってパターン。

ちなみに昔、結構な期間、睡眠障害?みたいな感じで眠ることに苦労してた事があったのね。

んで、「ベッドに入ってから何も考えないようにすれば眠れる」的なアドバイスをもらったりしてたんだけど、オレにはそれが難しくてさ…

なんせ、四六時中 色々考えを巡らしたあげく悩むのが趣味みたいなもんだったから(笑)

ベッドなんか入ったら、もうここぞとばかりその状態。

第二の人生となった今は さすがに改善したんだけど、それでもそういった性分が完全に変わったわけではないので、ベッドの上では今でもたまに寝つきが悪い事もあんのね。

けど、面白いことにソファでゴロンだと百発百中、常に気持ち良~く眠りに落ちちゃうの。

で、目覚めるたびに身体が痛かったり、風邪っぽくなってたりで必ず後悔しちゃうんだけどさ。

ここで改めて、昔のアドバイスを思い出すわけ。

なるほど、たしかに動画や音声を流しながら、しかも目を閉じたりなんかしたら多少はボ~っとなるし、あまり脳みそ動かさなくなるもんな…

 

快適とは言えない場所になっちゃったけど…

んでさ、そういや寝室には、そういうもの置いてなかったのよね。
そもそも普段眺めている大型のモニターを置けるようなスペースなんか無いし…

あっ、あと、今は老眼に加え、PC使うようになってから目の疲労も激しいでしょ。
なもんで、読書とかも一切してないの…
というか、出来ないんだけど(笑)

というわけで、寝室に入ったらもうシ~ンとなってるだけ。

嫌でも寝入るまでは何か考えたり悩みを思い返したりって時間に入っちゃうわけ。
例え食後すぐって形でも、やっぱりそうかな…

なもんだから、「わかっちゃいるけどやめられねえ」って状況がダラダラ続いちゃってんの。

健康維持のためには、がんばって寝室行かなきゃなんだけどさ。

快適とは言えない場所になっちゃったけど…

それにしても、ソファだと ここまで簡単に寝れちゃう事を、なんで昔気づかなかったのかって思うんだけど、考えてみりゃ不可能だったのかも。

住んでる家は同じだけど、今と違って、昔は家族やアシスタントさんが常に居たでしょ。

ゆっくり横になろうと思ったら寝室以外なかったからね。

 

でも、センセェはいいよね~
複数〜お部屋があるってことでしょ

あたしなんか、玄関あけたら、も~選択肢なんてないんだから…
ベッドもソファも無いし…

あ~、なるほど!
ってことは、何も考える必要ないわけだから、よく眠れるんじゃない?

ふとんを敷くかどうかで、いつも悩んでるけどね(笑)

へえ~、ベッド無しの一人暮らしで万年床じゃないなんて偉いじゃん!
見直した!

思わぬとこで、みなおされました~(笑)
「でわ!」

 

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