セカンドレーサー第7話 『わ~い!今日はお客さまだよ~♫♡♥♡』

うお~~い!
客と言うよりカモの皆さん、ご機嫌いかが~?
ちゃんとヘコんでる~~~?
グヘヘヘへ~!

いよいよ松戸ダービー!
オレたちも、他場の商いぶりを覗くため、ちょいと乗りこむことにしたんだけどさ…

いや~~~
見えちゃったぞオイ!!
スカートの中!!!!!!

腹のなか同様まっ黒だったな!
黒いモノでも白と言いくるめる、おまえの本性が良くわかったよハッハッハッ!

それにしてもお前、ああいう品のねえパンツ穿いてたんだ?
本当にたまげたぜグヘ~ッヘッヘッヘッ!!!!

センセェ…
あの日、あたしは真っ白なお姫さまパンツでしたけど…

センセェは白いモノでも黒に見えちゃうんですね!

お~~~~ヤダ!!!!!!!!

さ~て仕事!仕事!

♫♩~というわけで競輪ファンのみなさま~♫

松戸ダービーのあとは、5月7日~9日の開催予定で西武園競輪(F2&ガールズ)がナイターでおこなわれます♥♡
ヒャホ、ヒャホ~~♫♩♫♩♫

そ、そして今回は…
な、な、なんと…

ガールズが国際戦なの~♥♡♥♡

わ~~拍手!拍手!拍手~~~!
パチパチパチ~♫♫♩♩♫♩~

外国の出場予定選手は、フランスから来た二十歳の女の子マチルド グロちゃんと、国際戦初参加でアメリカから登場のマダリン ゴドビーちゃ~ん!!!!

地元からは、関口美穂(102期・埼玉)ちゃんと細田愛未(108期・埼玉)ちゃん!!!!

女の子同士による、夜のお熱~~~い戦い!!!

日本のみなさんも外国コンビも、どうぞがんばってくださいね~~♥♡♥♡
わ~い♫わ~い♩♡♥♡

エッチなおじいちゃん……じゃなくて、素敵な男性ファン、そして特に女性ファンたちの多くのご来場、お待ちしてま~す♡♥♡♥

 

それにしても凄まじい名前だな。外国のネエちゃん達…
マシロケ グロ!?
マンドリル ゴリラ…!?
とはいえグロって名前のネエちゃんの参加は、腹とパンツがドス黒いおまえにはピッタリだとは思うけどよグッヘッヘッ!

あっ、そっ!

あの~~センセェさぁ~
公の場で品のないこと言うのは、もうやめてくんない!
変なこと想像されちゃったらやだしさ~!
それにさ、もし仮にあの日、本当に黒いパンツはいてたとしても、やっぱり同じこと言うんでしょ。

ハッハッハッ!
しっかしおまえってさ、腹黒いとはいえ、気配りも多少はできる女だったんだな!

オレが初めて記念(記念競輪)取った時は6番車!
勝負服が白黒の葬式カラーだった頃で、今でもオレは葬式の幕見るとついついニヤけちまうんだ…
ちなみに、その時やぶった相手は、金銀財宝の亡者…じゃなくて世界戦V10の記録と、職業差別?で国民栄誉賞ツモりそこねた、輪界史上最大の王者、『ミスター競輪!』、世界の中野(浩一/35期・OB)さんだったんだからなグッヘッヘッ
まっ、そういうこったから、これからもちょくちょくお前の股ぐら覗かせろやな!!

あ、あたしのスカートの中ってお葬式なの……
で、でもセンセェが、あの中野さんと戦ったり、ましてや勝ったことがあったなんてビックリ!
世の中って色々間違いも起こるものなのね…

いよ~
車券の買い方同様スケべな皆さま~!

そんなわけで、あたりのパンツをしっかり拝めたオレなんだけど、本当は白パンだったの。

話はちょっと飛ぶけど、競輪ってのは、やっぱり駆け引きってのも重要で、いつもバカ正直じゃいけねえと思ってんのさ。
敵をかく乱する、煙に巻くってのは勝負事には必要だと思うのよ。

いかに力を出させないようにするか…
消耗させるか…

あたりとオレは別に勝負しているわけじゃねえけど、白いパンツを黒と言われ続けたあいつは、オレにどうギャグで切り返そうかと必死で色々考えたと思うんだ。
それって、あいつに無駄な労力使わせたってことになるよな。

前に、滝沢(正光/43期・OB)と話してた時、こんなこと言ってたんだ。

「自分は、いつも礼儀正しい、腰が低いって言われてたじゃないですか。
でもね、あれだって一つの作戦なんですよ。
控え室や検車場で、闘志むき出しにして周りを睨みつけまくるような選手もいますよね。
あれはあれで一つの手だと思うんです。

でも自分はいつも『お願いしま~す』って頭下げてたんです。

そうすると競走の時、勝負は勝負でやるんですけど、執念深いタイプの選手でも必要以上にはガチガチやってこなくなるんですよね。

例えば、井上(茂徳/41期・OB)さんなんてそうなんですけど、もし、あの人にガンでも飛ばして競走乗ったら、それこそ地獄の果てをとうに過ぎてもまだ延々と追って来ますよ。
凄まじい顔して!

首をブンブン振り回しながら…

でも、先に頭下げとくと、『お~、お互いがんばろうな~!』ってなっちゃって…」

 

つまりよ、脅しはもちろん、ハッタリや三味線も戦略。
もみ手で笑顔もそう。

重要なのは、そういう小さなことでも勝負の時に気がまわるかって事…

当時、頂点を極め、かつ脳みそはオレの一千万分のいち程度しかなかったあの滝沢でさえ、こんなセコイことまで考えて競走に挑んでたんだぜ。

知恵使える奴とそうでない奴…

この差は結構でかいんじゃねえの~~!

まっ、そんなわけですから親愛なる皆さま方!

競輪を考える時、選手の脚力だけじゃなく、性格を研究するってえのも結構役に立つと思いますぜグッヘッヘッ

今はネットって便利なものもあんだしさ!

あの~……
そういうお話聞いたあとでも、やっぱりあたしのパンツの色をそれと絡めてくるのが、ぜ~んぜんわっかんない!!!

西武園クラブOB、桜井久昭(28期・OB)さまより戯言を承りましたのでお伝えいたします。

おい関!
滝沢が井上に頭下げてたっつうけどよ、井上だって上には礼儀正しかったんだぜ。

こう言っちゃなんだけど、オレだってその昔、賞金ランキングベストナインに入ることもたまたまあった天下の大選手!『ホラ吹きクレイ!』と呼ばれた桜井久昭!

若き日の井上がヨロヨロと上に上がって来て、オレのような大選手と生意気にも一緒の競走乗れるようになった時にな、ヤツだってちゃ~んと「センパイ!お願いします!」って、頭下げて来たもんさ。

でな、オレが言いてえのはよ、『怪物!』と呼ばれた天下のスーパースター、滝沢が頭を下げたのは、『日本一のマーク屋!』、『鬼脚!』の異名をとった伝説の大選手、井上茂徳!

その井上が頭を下げた相手が、このオレ、『ホラ吹きクレイ!』桜井久昭さま!
ってことはよ、怪物や鬼脚よりオレの方が偉いってこったろ!

そうそう、井上はオレに、こうも言ってたんだ。

「さっすがA1(当時の最高位)!の人は、いつも能書きが長いですね~ガヒヒヒヒ~!」

お前、ちったあオレを尊敬しろよ!

 おかしいな~…

井上さん、オレには昔こう言ってましたけど…

「邪魔な年寄りなんてサ~ッと一拭きで掃除できちゃうんだけど、サクライさんの、あのつぶらな瞳を見ちゃうと芝生にたたき込む前に頭の一つも下げといたろうか…な~んて思っちゃってさ~ドハハハハ~」

それにしても井上さん、今、元気かな~!

ホラ吹きクレイの桜井さんよりオレの方が、あの人とは同時期だから、ホンットよくやりあったもんさ。

ブログ読者の親愛なる皆さま方には、オレの現役時代を知らねえトウヘンボクも混じってると思うけどさ、怪物、滝沢はオレの召使い兼奴隷!

世界の中野さん、鬼脚、井上さんとは、髪の毛の抜け具合と金の奪い合いで血で血を洗う死闘を延々続けた仲!

どうだい、オレってすげえ男だろ?

ちなみにオレは記念初Vが6番車ってことで『葬式の関!』って呼ばれ、崇め奉られてたもんだけどよグヘヘヘ

エッ!?

何?

な、中野さんを知らない!?

た、滝沢も井上さんも、し、知らねえの…(汗)

じゃ菅沼清二(51期・OB)のことなんかも知ってるわきゃねえよな、当然!

(※このギャグを笑える人は60前後からそれ以上のじいさんか、借金踏み倒したままあの世に逃亡しちゃってる輩くらいのもんなので、お若い人はご安心下さい。ネットで検索しても無駄ですので悪しからず)

 

セカンドレーサー第6話 『春だというのに…』

このブログ読者の圧倒的大多数である、超高齢、寿命残りわずかの親愛なる皆さ~ん!
今年もいよいよ人生最後になるかもしれない春がきましたねぇ~!

「春だというのに桜が咲いて…」という名言を残したのは、往年のスーパースター滝沢正光(43期・OB)だけど、超高齢化真っ只中の我が競輪界、春だというのに右も左も爺さんばっか…
毎年恒例の花見にしてもトホホでさ…

 

ったく、このクソ女!
現役当時すでにババア呼ばわりされてた連中呼んでどうすんだ。
それこそ時間と金と人生の無駄じゃねえかよ!

来年は、もっと生きのいいの集めてこい!

あらやだ!
センセェこそ、かなりお年を召してますけど来年まで生きてらっしゃれるんですか?

男女云々とおっしゃられてましたけど、そういう女性蔑視発言こそまずおやめになっていただきたいわ!

70年という長きに渡って競輪が続いてきたのは、センセェ達選手だけでなく、今のセンセェの発言以上に酷い言葉ぶつけられながらも必死に耐えてがんばり続けてきた女性達の力があってこそですよ!

大いに反省して下さいね!プンプン

さてさて、親愛なるお年寄り…(汗)じゃなくて、競輪ファンのみなさま~!!!

4月11日~13日開催予定の大宮競輪F1は国際競輪で~す♥♥♥
ボス(オランダ)、トルーマン(イギリス)の両選手が出場予定となっております♡♡♡
キャ~すご~い!!パチパチパチ~♥♡♥♡

みなさま、ぜひぜひ日本選手達がコロコロ負けちゃう姿を観に来て下さいねぇ………
(汗)あっ、いっけない!
センセェのクセがうつっちゃった!!

このあいだ、先輩、かつオレのカバン持ちでもある桜井久昭(28期・OB)さん、中村幸秀(42期・OB)さん、その他烏合の衆達と京王閣行ったんだけど、そこに佐藤幸男(28期・OB)さんも合流したのよ。
で、つくづく思っちまってさ。
たしかにみんな年寄りになったな~って…

あら、センセェどうしちゃったの、急に?

幸男さん、新年早々、心臓の具合悪くして死にかけたらしいんだ。
まあ、もう70超えてんだから地獄からお迎えが来て、現世でおかした何かの報いを受けてもおかしくねえ頃なのかもしんねえけどさ。
でもよ、考えてみりゃオレだってもうすぐ還暦…
なのに、オレたち、こんなことでいいのかな…
なんてよ…

ほ、本当にどうしちゃいました?
だ、大丈夫…

おい、だって聞いてくれ!
幸男さんったら、死にかけたにもかかわらず、退院後はこうして競輪や競艇来て金使って酒飲んでクダ巻いてバカ話に花を咲かせる毎日だろ。
入院中も死亡予定者のリストに入っていたのに看護のねえちゃんたち笑わせまくってたんだって。
しかもよ、話を聞いてると、28期同期の仲間うちでこんなやりとりがあったらしいんだ。
「おい、来年は28期生祝就職50年の集まりがあって、まとめ役に死なれちゃ不便だから、それ終わるまでは生きてろ!」
「なんだよ、じゃオレは仲間内での飲み会だけのために、あと一年は生きてなきゃいけねえのか…」
「心臓の一つや二つ無くたってどうにかなんだろ。ど~せ酒飲むだけだし!」
競輪選手って人種は、そろそろ人生終えようかって頃になっても、まだこういうレベルの会話しかねえんだぜ。
普段の会話だって元選手の話すことと言ったら、金がねえって話と、どっかに金と酒が転がってねえかなあ…
って程度のもん。
37期だって似たようなもんだし、こんなことでいいいのかって本当つくづく思っちまうよ…

あ、あたし、世のおじいちゃんたち…じゃなくて、むかしの選手さんたちのイメージすっかり変わっちゃいました…
わ、若い選手のみなさんたちより、よ、よっぽど、おっかし~アハハハ♥♡♥♡

頭がだろ!
ヘッ!
京王閣で解説やってた恩田繁雄(41期・OB)もオレ並みにハゲまくってたけどさ…

てな訳で、相変わらずオレたち年寄りは頑張って生きているけど、一番の楽しみったら、そりゃあやっぱ後輩や新人達の活躍でさ。
特に、地元にどれだけ有望な若い衆が誕生するかってのは、後輩からたからにゃならねえ我々にとっちゃまさに死活問題。

皆さんだって同じですよ。
車券買いまくる若い連中が、どんどん湧いて出てこないと配当だって膨らまないし、場内のサービースだって悪くなるいっぽう。
悪いことは申しません!
女房子供はもとより孫ひ孫に至るまで、首根っこ掴んででも競輪場に引き摺り込んで、一族郎党ひとまとめで有り金そっくりぶち込んで競輪の未来のために尽力してちょ~だいよ~!
グヘヘへへ~!