100話B面『後光輝け!』

さて、今年も超大せ~きょ~のうちに幕をとじた『大宮75周年記念』、優勝は山口の清水裕友選手(105期)でした。
5名の優出で期待された地元勢はざんねんでしたが、タナカセンセェ、ご感想~をひとつ!

そ~ねえ…
着外に終わった平原康多選手(87期・埼玉)の姿がやっぱり印象に残ったね

まあ期待されてたし、地元のほこるスーパースターだもんね

平原康多選手(87期・埼玉)

勝った負けたについては特に何もないんだけど、「オヤ?」って感じたことが1つあったんだよね

へえ~、どんな?

輝く存在

これ、あくまでもオレが個人的に感じたってだけの話なんだけど、スーパースターって特殊な輝きを常に放ってる存在だって思ってんのね。

実際目に見えるわけではないんだけど、その姿があるだけで光を感じさせてくれる…
みたいな。

俗に言う「後光が差す」ってやつかな。

例えばオレの世代だと真っ先に出てくるのが中野浩一さん(35期・OB)とか井上茂徳さん(41期・OB)、滝澤正光さん(43期・OB)の当時の三強だったり、吉岡稔真さん(65期・OB)、神山雄一郎選手(61期・栃木)とかさ…

そういう人達って皆さん常に圧倒的なオーラー…
というか、光みたいなのを放ちながら走ってたんだよね。

出走表だって、その名前が載っているだけで輝いて見えるくらいの。

ただね、そういう存在でもある時期から段々と、特に一番肝心な競走中、そういったものを感じなくなってくるのよ。

ひょっとしたらそれって、年齢とともに変化していく脚力、その他とともにやっぱり薄れていくものなのかな?
出走表の名前オーラーは永遠に消えることはなかったんだけど…

それでも、中野さんの場合はまだ頂点に近いところにいた段階での引退だったから競走中のオーラーもそれほど消えてはなかったけどさ。

後光が見えず

でね、平原選手の話になるんだけど、今回の大宮、オレは例によって家で作業しながらぼんやり眺めてたんだけど、そこで「オヤ?」って感じたのよ。

平原選手も現世代のスーパースターの1人でしょ。
今までなら競走中は常に特別な輝きを発しているって存在だったのね。
調子の良し悪しや展開はもちろん、勝敗も関係なく。

だけど今回、なぜかそんな光を感じなくてさ。

例えば優勝戦の最終BS過ぎ、清水選手の捲りにあって態勢的にはもう厳しいなって状況になってたけど一応直後を追っかける形にはなってたじゃない。

こういう時のスーパースターって、やっぱり背中からキラキラした光を発して

(もしかしたら…)

みたいな期待を感じさせてくれたりするものなのよ。

だけど、今回それをまったく感じなかったんだよね…②清水選手を追う①平原選手の背中から光が感じられず

で、ふと思ったの。

(あ~、平原選手もこういう時期に入ってきたのかな…)

って。

さっき話したような、過去のスーパースター達と同様の…

たださ、これってスーパースターに限らずどんな世界で、どんなポジションで生きている人達だってレベルは違えど皆経験することだからね。
これまでなら当たり前のようにやれていたことがそうでなくなるって…

でもね、だからって不幸な状態かっていうと、そうとも言えない気もするの。

自分の中で変化を感じれば、また新たな自分を構築するための日々が始まるでしょ。
それによって精神的にも肉体的にも進化や成長ができるからね。

面白いことに、そうしたらまたもう一回光を放ち始めたりもするしさ。

そういった意味では、これからの平原康多選手の競走ぶりに興味しんしんかな。【NEW平原に期待】

なるほどねえ…
ってことは、センセェもやっぱりそういう経験はしてるんだろうね?
ムダにとはいえ、いちお~トシだけはとってるし…(笑)

そりゃ、もちろん!
肉体同様、脳みそってのもどんどん劣化するもんだから

今話してる事と意味合い的にはちょっとずれるけど、50代後半になった頃だったかな、文章書いてる最中に突如ひらがなやカタカナの文字が出てこなかったりなんてことがあったもん

ひらがなが!?

漢字だったらまだしも、一瞬とはいえひらがなが一文字出てこなかった時はさすがにショックだったなあ…
前に話したことがあったと思うけど、九九が出てこなかったこともあったし…(笑)

老化ってスゴイんだねえ…

60代になった今なんてさ
(あれ、今何しようとしてたっけ?)
みたいなのって しょっちゅうよ(笑)

でもね、そういう自身の変化を感じる度に、また新たに色んなことを考えたり、感じたり、学んだりってのがあるんでマイナス部分だけではないとも思うんだけどさ…

へえ~、そ~ゆ~もんなんだ…

たとえば、若い時にはまるで気づいてあげられなかった年を取ってる人、苦労をしている人の気持ちとか、すごくわかるようになったしね…

年を取れば取るほど、そういう風になってってるような気がするもん…
もちろん、すべての年寄りが そうとは思わないけど(笑)

う~ん…
それってステキな話なんだけど、あたしはできることなら気づけない年齢のままでいたいなあ~(笑)

はい!
とゆ~わけでオシマイです。
「でわ!」

 

A面マンガにもどる

SR62話B面『涙っていいね』

本日のざれごと

さてさて、それではB面です。
タナカセンセェはGPとか年末年始、ど~だったの?
たのしく過ごせた?

全然…

あっ、そっ…
新年早々ありがとうございました…

毎年ヒ~ヒ~…

ハッハッハッ、新年早々ゴメン ゴメン!

オレ、特に年末ってのは そもそも楽しくない…
というか余裕が全然なくなる日々なのよ。

やらなきゃならないことが多くなるでしょ。

掃除に洗濯、買い物、年賀状(古い世代だから)…

忘年会や新年会も、その時は楽しいけど翌日からまた追いまくられることになっちゃうし…

だから例年、年が明けたら ちょいとホッとできるくらいで、それよりは

(あ~、疲れた…)

ってのが正直なとこかね(笑)

あっ、でもね、この時期は、普段ご無沙汰しちゃってる人たちと久しぶりの連絡取り合えたりってのはあるからね。
この点に関してなら年末年始は最高に楽しく幸せを感じるな。

お見事!松浦選手

ところでGPの話だけど、あたりちゃんは本当に惜しかったよねえ(笑)

最終3角あたりではもう

(あ~、あたりちゃんの車券で決まったなあ…)

なんておもいながら観てたもん(笑)

だけど、やっぱ直線長い立川。
松浦悠士選手(98期・広島)が見事に追い込みました。

いつもグッときちゃう

実はオレ、今回のGP、現地には行けなかったんだよね。
家事や作業が色々残っててネット観戦。

ゆえに、優勝インタビューとかも そのままズラズラ眺めてたんだけど、松浦選手、途中で一回感極まって涙見せたでしょ。

あのシーン、本当に素敵だったね。

涙にはもちろん色々あるけど、例えば、物事に一生懸命打ち込み達成できた時の涙…
逆に達成できなかったゆえの涙…

こういうのは見ている側の心に本当にささるんだよね。

どちらにしても、それまでの努力や苦労、苦しみが大きければ大きかったほど流れ出ててくるもんだと思うのよ。

普段の姿を知る由もない側の人間にだって、そういうのは十分伝わってくるし感じ取れるよね。

競輪祭での松井宏佑選手(113期・神奈川)の涙もそうだったけど、こういう涙を見せてもらうことによって見ている側も感動と同時に、勇気や元気ももらえるんだと思うな。

(オレも、ああいう涙を流せるようがんばりたい!)

って風にさ…

同感!
あたしも、ああいう涙ながしたいって思っちゃったもん

オレも改めて思っちゃったよ
低いレベルの悔し涙ならさんざん経験してきてんだけどね(笑)

はい、とゆ~わけで今回はそろそろ おしまいです。
「でわ!」

【※追記】
災害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます