SR41話B面『偶然の出会いを大切に♡♥♡』

あっとゆ~まに、も~すぐエイプリル!
進学、就職…
今年もたくさんのフレッシュマンたちがたんじょ~します。

ステキな未来にむかってフレー!フレー!

落第、退学!
失業、倒産!
夜逃げ…
おまえのセリフは、こういった方々に対しての差別だな!

むざんな未来にむかってフレ~…
じゃなくて
ドンマイ!ドンマイ!

タナカのざれごと

勉強苦手なオレなのにさ

オレも進学とか就職…
そういうのにはあんまりいいご縁がなかったなあ…

でもさ、開き直って競輪通い出したおかげで職にありつけたんだからラッキーっていやラッキー。

もしあの頃、一部の人たちが持ってた偏見

「競輪に通うようになったらおしまいだ…」

を真に受けてたら、今頃どんな人生になってたんだろ…?

まあいいや。

でもさ不思議なもんだよね。
勉強って類のもんはホント大嫌いだったのに、競輪の勉強は全然苦にならなくてさ。

オレ、予想紙は必ず持ち帰ってたもん。
最終レースの後はぶん投げてる人が多かったけど、オレは拾う事があっても(自分の買ったのと別の予想紙)捨てることは無し。

毎回毎回、家持ってかえってレース内容や結果を振り返りながら真剣に学習…

目先の金がかかってる以上、そりゃもう必死よ!

でもね、楽しかったんだな~、これが!

なんとなくでも理屈がわかってきたり、自分なりの発見があったりとか…
しかも次から次へと知らないことや知りたいこと、新たな疑問が出てくるでしょ。
当然、それも解決したくなるじゃん。

で、そんなことをを延々繰り返してたんだけど、とにかく飽きねえんだ…

本来、怠け者のはずなのに不思議だよねえ…

人間ってのは、やっぱ向き不向きってのがあんのかな?

好きでなくても向いてることも

たださ、向き不向きと好き嫌いは合致するとは限らないとも思ってんだ。

「好きこそ物の上手なれ」

ってセリフがあるよね。

けどオレ、マンガにはほとんど興味なかったもん。

10代後半くらいから、ほぼ手に取ることはなかったかな…
プロになってからもほとんど読んだことは無し…

つまんないからとかじゃないよ。
単に読むのが面倒くさかっただけ…

それから描くってことに関してもさ、元々は机に向かうようなことが大の苦手。

偶然、プロを目指すことになったけど、ゆえにそれまではカケラも考えたこと無し…

だけど、これまた不思議なもんでマンガを描く練習もなぜか延々続けられたんだよね。

こっちの方は競輪と違って、ある種の苦痛を感じながらではあったんだけど、気がつきゃ今日も机に…

みたいな感じでさ。

根っからの面倒くさがり屋、かつ好奇心も向上心も低かったんで、他のことではこういうのってなかったもん。

だから、やっぱ向いてたってことなんだろうね。

でね、これが重要?なんだけど、競輪にしてもマンガにしても、そもそもは縁があるとは考えてもみなかったものでしょ。
ましてや自分に向いてたなんてさ…

そう考えると人生ってのは本当に偶然の出会いと運だよね。

たしかに、なにが向いてるかって
やってみないとわからないですもんね

なんでもためしにやってみるっていいかもですね
あたらしい自分を発見できるかも!

もちろん悪いこと以外ですよ!

そっ!
で、いいカモになるわけよ
公営競技の!

ど~して、いつも
そ~ゆ~ことばっかゆ〜のさ!

あたしは公営競技のおかげでいろんなことを学べましたよ!
じぶんで判断、決断し
責任もかならずともなうってこととか…

そうそう!
あと、あまいことばやあやしい人
やたらとお金借りにくる人とは
距離をおくってこともね

センセェ…
そ〜ゆ〜わけだから
ちかいうちにバイバイしようね!

とゆ~わけで、今回はおしまいです。
お仕事に!
お勉強に!
あたらしい出会いのために!
みなさん、がんばりましょ~!

77話 斎藤和伸『本心は別?』

チャレンジ戦は、元気な若手と競走にたけた中堅、ベテラン選手たちとのたたかいです。
サイト~せんしゅ、格からいってもまだまだ負けるわけにはいきません…
…よね?

でしょ?

斎藤和伸

斎藤和伸

ハゲるなよ

ハッハッハッハッハッ!
斎藤~、オレも気持ちはよ〜くわかる!

先行のケツ無風でまわって差せなかった時なんてやっぱくやしいもんなぁ…
そりゃ、どうにもなんねえくらい力が違う相手の場合は仕方ねえけど、度々顔をあわせるようなヤツの時なんてのは特にな…

わら人形でも作って呪いかけたろかなんて思うこともあったよ。

先行のケツを取り合う競輪の時代に

「マーク屋は2着で勝ち」

なんて言葉もあったけど、競走形態が変わっちまった今はマーク屋稼業もさらに厳しくなってきてるもんな。

けどよ、その状況状況に応じて知恵働かせられるかどうかってのも勝負の一つ。
競走に関してだけでなく、身体、道具、人間関係…

競輪ってのは、ある意味頭脳労働だかんな。

歳とともに落ちていくものもあるけど、頭の方はまだまだ維持、成長も可能。
落ちてくものだって頭を使えばカバーもできるし別の形で鍛え直すこともできる。

聞くところによると、そういった面に関しちゃ斎藤はなかなかのもんなんだって?
研究熱心で結構頭使ってるそうじゃねえか。
結局そういうのが長持ちに繋がってくんだよな。

オレも現役時代さんざんモノ考え過ぎたせいで頭の毛はきれ~さっぱり無くなっちまったけどさ
ハッハッハッ…

斎藤!
脚の方はまだまだ上で活躍できる力を見せてんだから、ハゲないように注意してがんばれよ!

センセェが現役時代に頭つかってたのって
パチンコやマージャン
ボートやオートやおウマさんのことでしょ?

アホ!
「競り」とか「中割り」にだよ…

白岩大助

夢をあきらめず

齋藤選手は高校時代、自転車競技部に所属し夢の競輪選手か大学進学も考えている中、夏休み中のロードレースで大量落車に巻き込まれて、右膝の靱帯断裂してしまい、ギブス3ヶ月の生活で自転車を諦め就職しました。

しかし競輪選手になる夢を諦められず脱サラ、当時まだ年齢制限があり最後1度切りのチャンスを掴み競輪選手になりました。

同じ練習グループで歳も2つしか変わらない後輩なのですが、彼の努力を近くで見ていたので彼の合格は本当に嬉しかったです。
そしてとても刺激を受けました。

大きな支え

当時、既に結婚し家庭を築いていた齋藤選手。
奥さんが彼の夢を理解して応援してくれた事が1番のターニングポイントだったのではないでしょうか。

そして奥さんが鍼灸やマッサージの資格を持った治療家さんだった事が大きな支えになったのだと思います。

さらに彼はトレーニングや栄養学を勉強するのが好きでとても高い向上心を持っています。
まだまだS級にカムバック出来るポテンシャルとモチベーションがあります!

新井剛央

ゴハンもパンも大キライ?

斎藤くんのイメージは、とてつもないストイックなイメージです。

少し前の話になりますが、久しぶりに会ってめちゃくちゃ絞ったなぁって思ったんですよ。
そこで彼に話を聞いたら、筋肉を作るために86キロから90キロまで増やして、その後一気に72キロまで落としたそうです。

自分は、5キロ増やして5キロ絞ってくらいはやったことありますけど、あまりにも凄くて開いた口が塞がらない状態でした(笑)

keirin.jpの彼のプロフィールを見ると好きな食べ物は鶏のササミやプロテインとあって、嫌いな食べ物は糖質とあります(笑)
なんとなく想像できますね。

今期は、チャレンジで走っていますが、そのストイックさがあれば、まだまだ上位で活躍出来る足も十分にあると思います。
自分も少しは身体のことを見習って頑張りたいですね(笑)

じつは白岩支部長、競走中のアクシデントで現在負傷欠場中なの。
ホントに心配。
一日も早く回復されることおいのりしています。
そして、また3人でがんばろうね!

オレは?

いま、追放をしんせ~中だから…

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