65話B面『ゴミはかまわずその場で捨てるべし!』

みなさま~♡♥♡♥
GW!そしてきのうまでのダービー!
いかがでしたか~?

な~んて、今年も聞かないほうがよいかもですね
(-_-;)
ダービーは無観客開催になっちゃったし、お出かけもガマンしなきゃだったし…
ホントにかなしいですよね。・°°・(>_<)・°°・。

でも、だからってウツウツしててもどうにかなるってもんでもないでしょ。
今、あたしはお休みの日、部屋をせっせとお掃除しております٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
部屋をキレイにすると運気も上がりそうだし、けっこうたのしいの˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚

ふ~ん…
オイ!
だったらオレの住みかも掃除してくれや。

だってセンセェ屋外じゃん。

屋外だって住みかは住みか!
町内まとめてゴミ拾いでもして歩きゃ社会貢献にもなるべよ。

じゃあいっしょにやる?

遠慮しとくわ!
ゴミ集めならおめえの方がお似合いだ。

じゃ、まずはセンセェを粗大ゴミに出して競輪場をキレイにしよ~♪()♪

「競輪場をキレイに」か…

そういえば競輪場って、昔に比べればホントきれいになったよなあ…

特に昭和の頃ってホントに汚かったもんね。

そ~だ!
今回は、競輪場がゴミだらけだった頃のエピソードでも語るとすっか。

当時の競輪客のごく当たり前のマナー

まずは友達に初めて競輪場に連れてきてもらった時の話ね。

オレ、ゴミ箱の場所がわからなくってキョロキョロしてたんだ。

「おい、ゴミ箱どっかにねえかな?」

「ゴミ箱?」

「おめえバカか!ここは競輪場だぞ、その辺ぶん投げときゃいいんだよ」

「えっ⁉︎

そいつ曰く、競輪場ってところは一歩中に入ったら塀の外とは別世界。

ゴミでもなんでもその場で投げ捨てポイ捨て当たり前。

置き引きカッパライなんでもござれ。

世間の一般常識は一切通用しない場所とのこと。

いわゆる一種の無法地帯ってとこか…

なるほど確かに周りの客の誰もが皆、外れた車券はもとより飲んだり食ったりした後の容器もその場にポイポイ。

タン吐きツバ吐き、何でもあり。

だったらオレも

とはいえ、最初はやっぱ戸惑ったのよ。

一応オレも塀の外ではごく平均的な日本人として学校の先生や親の言うこと聞いて(?)生きてきたんで、そういうことはしてなかったからさ。

でも、周りが当たり前のようにそれやってると、逆にこっちの方が浮いてるようにも思えてきてね…

「オ~シ、だったらいっか!」

ポポイのポイポイ!

タバコはもちろん、鼻かんだティッシュから何からオレも足元に投げ捨て。

そのうち、ラメーンやカレー食った後のプラ容器も思い切りその辺ぶん投げてみたよ。

大きなゴミ箱

ちなみにこれはマンガ家になれた年に招待で初めて競輪場に行った時の話ね。

昭和63年の岸和田オールスターなんだけど、そこで故横田昌幸さんという大変競輪がお好きな先輩マンガ家さんとこれまた初めてお会いしたのよ。

で、一緒に場内歩いてた時なんだけど、オレそこでゴミ捨てたくなったのね。

普段ならもちろんその場でポイの習慣すでに身につけてたけど、そういうシュチュエーションでしょ。

品のないマネはさすがにまずいかなと思ってゴミ箱探してキョロキョロしたの。

「ん、タナカくんどしたの?」

「あ、ちょっとゴミ箱を…」

「オイオイオイ!競輪場ってのはさ~、場自体が大きなゴミ箱みたいなもんだよ。そこらへんにぶん投げときゃい〜の!」

「ホレ、我々がこうしてゴミを散らすから、ああして清掃の人達も仕事にありつけるんだからさ…」

うんと年長の方にそう諭されるると、

(お~、なるほど、取材や招待で来てるような立場の人でもそうなんだ。だったら安心)

岸和田でも普段同様しっかりゴミをその場にぶちまけてまいりました。

電車の中だってさ…

今思えば当時なんて、女性客だって皆無。

人の目なんてまったく気にならない特殊な環境だったんだよね。

身なりにしたって小ぎれいにしてる方がかえって目立っちゃう感じだったし。

ゆえにオレはファッションにも気を使ったね。

ジャージにサンダルばきみたいな格好で一生懸命同化できるよう努力したかな。

そうそう、そういえば当時は競輪場行きの電車だって似たようなもんだったっけ。

開催日に東村山の駅から西武園行きに乗るじゃん。

そしたらさ、みんな予想紙や新聞見ながら平気でタバコプカプカ、ゴミもポイポイ…

(一応、東京ってその頃からほとんどの路線で車内禁煙だったんだけどね)

東村山の駅まではそんなこともないんだけど、そこから西武園行きの電車に乗り換えると乗客はほぼ競輪客。

なもんで突然そんな状態になっちゃうみたい。

ごく少数の一般乗客も納得してたのか、白い目線が飛んでくるってこともなかった気がする。

オレ?

もちろんオレもカメレオンのごとく同化したよ。

競輪場で、また驚きたいね

それにしてもさ、競輪場ってあの頃に比べると本当に変化したってつくづく思うね。

場内に女性の姿を結構見かけるし、悪そうな人たちの姿はほとんど見かけなくなったし。

古そうなお客さん達だって今はみなさん、それなりに塀の外同様にマナー守ってるじゃん。

オレだって今はちゃんとゴミはゴミ箱。

でもね、個人的にはこんな風にも思ってんだ。

特に場内に関してだけど、キレイになるなら徹底的にキレイになってほしいなって。

中途半端だと感動が薄いような気がすんのよ。

大昔の汚かった時、でも、あれはあれで徹底されてたから初めて足踏み入れた時ちゃんと感動できたもん。

「ひょえ~凄え~~!」

「今の時代にこんな汚ねえ場所があったのか~!」

って具合に。

うんときらびやかな施設になって、ドレスアップしないと入場するのも躊躇しちゃうような感じになったら今までとのギャップもあるしメチャクチャ楽しいかも。

ピッカピカでうんとおしゃれな場所になったら、働くわたしたちも楽しめそ~!

そうなったら「穴場のババア」なんて言葉も死語になるなグヘヘ

A面マンガにもどる

SR32話B面『西武園記念終わっちゃったね』

ふ~うっっっ…
みなさま、先日しゅ~りょ~した地球的イベント『せ~ぶえん71しゅ~ねん記念♥♡』
いろいろとホントに も~~~…
も~しわけありませんでした>* ))))><

みなさまに熱きレースをお見せするとはりきっていた平原康多せんしゅ(87期・埼玉)はザンネンながら三日目みずからの意志でおかえり。
ブログの制作ちゅ~断して、今開催、せんしゅとして参加した田中誠センセェ(89期・福岡)はおなじく三日目失格して現場からの強制排除によるおかえり…

それにしてもさあ~
タナカセンセェってホントやくびょ~神だよね…

タナカのざれごと

ハッハッハッ
そ~ね!

西武園のサイトに上げた出張版マンガで余計なこと描いたらホントにそ~なっちゃったし。

余計なことばっか

実はオレ、三日目準決勝の朝、起きてからこういう余計なこともしてたのよ。

いつか何かのプレゼント用にってことで運営側からもらったヘルメットが二個あったのね。
ふと思い立って、それに平原選手と田中選手にサインいただけばちょうどいいかなと思っちゃったのよ。

それぞれわざと(?)似せない似顔絵と関の顔のカット入れて。

平原選手は、地元のスーパースター兼ギャンブルレーサー牌勝利者。
田中誠選手は…
わかんでしょうよ、理由ぐらい!

で、チャチャっと描いて西武園に「選手にサインもらってくんねえ?」って電話入れたら職員さんに怒られちゃったよ。

「ただでさえ記念は業務で忙しく、今はウイルスの関係で職員さえ選手には必要最低限しか近づけないことになってんだからさ」

「そういうことは前検日前に言ってくれる!」

と言いつつ無理して引き受けてはくださったんだけどね。

で、

「あ~良かった」

ってホッとしてたらご両名とも準優で大活躍。
みなさんご存知の結果に…

オレってふと思いついてなんかやると大抵裏目にでることが多いのよ。
いつも…

きっと、この日もオレが余計なこと思いついてなけりゃ平原選手は普通に優出して、田中選手も千切れなきゃ優出十分あったと思うんだ。

蛇足だけど今回、早めに買っといた車券は当たりもあったけど、ふと思いついて追加で買った車券は全部ダメ。
その分だけ大幅に赤字ったからね…

ヘルメットプレゼント告知まで行けるかどうか?

んでさ、その後サインはどうなったかっていうと田中選手は場から叩き出される前にかろうじていただけたんだって。

でも平原選手は後足で砂かけて場を後にするのがあまりにも早くていただけなかったとのこと。
(職員の方が支部に頼んで後日もらってあげると言ってくださったけど)

なもんだから、そのうちネットかどこかでプレゼントの告知が出る可能性もありますので興味のある人はお楽しみに。
(現時点ではサインもらえたわけじゃないからね)

ちなみに今回のブツをお渡ししたのは業界紙『アオケイ』さんだから、出るとしたらそっちからなのでご注意を。

スター選手を拝むのもひと苦労

ここで、ちょいとまたお得意の昔話。

オレが競輪やり始めた頃って昭和でしょ。
当たり前だけどネットなんてないからね。

S1、118点上クラスの選手(当時の得点制度では、このくらいから全国区の殿様級)のツラ…
どころか競走自体を見られる機会つったら特別競輪のテレビ中継か地元地区の記念競輪のみ。

ナマで、その姿、走りを拝めるのは、ホント下手すりゃ一年に一回ってくらいそりゃも~大変かつ貴重なもんだったのよ。

だから、地元、近場で記念があるっちゅ~と、も~開催前からワクワクドキドキ。
この時だけは車券関係なしにスター選手の姿を拝みに行ったね。

普段なら、オッズのモニター下と売り場の行き来で金網なんて面倒くさくて行きやしないけど、記念の初日特選や決勝なんてのは発送機付近の金網にへばりついたもん。

当時は写真撮影だって禁止だったから、もう必死で自分の目に姿焼き付けようとしたね…

な訳だから、お目当の選手にやむを得ない事情以外で欠場されたり、お帰りされちゃうのはホント悲しかったな~。
必ず初日から行けるとは限らないしさ。

皆勤目指したけど

そんな思いがあるから自分がプロになってからは絶対欠場だけはしないって心に決めたね。
(ウソ。本当はデビュー前、車券でやられっぱなしで金が欲しくて欲しくて仕方なかったから)

前もここで語ったことあるけど、食中毒にかかった時や車にはねられた時だって病院から脱走して原稿描いたもん。
他にも色々あったよ…
水虫とかさ…

だから『ギャンブルレーサー 』は18年間欠場ゼロ。

とはいえそれでも他の作品では残念ながら1回だけ欠場があるんだ。

思いっきり体調崩してて、それでも机に向かおうとしてたら担当編集者に家まで来られて止められちゃって…

それさえなきゃ全ての作品で皆勤賞。
今考えるとメチャクチャ悔しいかな。

あっ、言っとくけどクビになって雑誌に載っかってないのは欠場とは言わないからね。
失格と同じで強制排除。
こっちならいっぱいあるけど、念の為。

で、そんな日々を思い返すとさ、無理してでもがんばって本当に良かったなってつくづく思えるの。
自分が自分に誇れることってこれくらいしかないってのもあんだけどさハッハッハッ

センセェ…
ひょっとして平原選手にたいするイヤミ?

とんでもない!
あくまでも自分はって話。

選手が突発的に腰だの何だのが痛くなるのは職業病なの。