60話 脇本雄太『何かが足らない?脇本』

なんかきゅ~にさむくなってきましたね^ – ^
気がついたら、もう11月。
今月は競輪祭、来月はもうGP…
今年はコロナの大騒動でふりまわされっぱなしだったせいか例年以上に一年がはやくかんじられます。
この騒動、来年はおちついてくれるといいですね。
さてさて、はやさといえば先月、寬仁牌優勝の脇本選手のスピードもケタちがい。
オリンピックで走る姿をほんとうにみてみたいですね(╹◡╹)♡

脇本雄太 脇本雄太

いや~今の脇本は本当に強えわな。

寬仁牌も二日目を除けば、もう何も言うことなし。
アレじゃもうどうにもなんねえよ。

二人には決勝レース内容の解説でも頼もうかと思ったんだけど、それすら必要なさそうな圧勝劇。
脇本に関しては「オメデト~!」の一言だけで十分だべ。

記憶に残るすごい選手は?

そこで二人には、自身の記憶、印象に残るすごい競走、凄い選手の話でも聞かせてもらうことにしたよ。
自分で走ってたレースの中の話でも、観戦者の立場ででもどちらでもいいぜ。

あるいは子どもの頃にこのレース、選手を見て度肝抜かれたみてえな思い出話でもいいかな。

ただし「寬仁の脇本は凄かった」なんてギャグかますのはなしだからな。

新井剛央

まずは宮杯に続き本年2回目のG1制覇となった脇本選手おめでとうございます。
とにかく強いの一言でしたね。
実況の平山さんも「強いっ」って出ちゃってましたもんね。
同じナショナルチームの新田選手や松浦選手もいたのでどのような決勝になるのかという感じでしたが、力で決まったような印象を受けました。
実況の平山さんと同じで強い以外に書くことがない感じです(汗)

目標は父

今回のお題の自身の記憶、印象に残るすごい競走ですが、一番記憶に残っているのはやはり、自分の父である新井正昭(31期•OB)が日本選手権をとったときのレースです。

何回も見た(見せられた?笑)レースですが、最終バックストレッチから捲って4コーナーを回ったところでまたスタンディング(けつをあげる)しているのがとても印象に残っています。
しかもスピードが上がっている感じなんですよね。

選手になって余計に思うのですが、先行してゴール前でけつをあげると自分の場合は逆に失速してしまうイメージがあるし、実際あげようにも中々足がいっぱいで上がるまでいかないんですよ。

こんな話を前に父親にしたらまだまだ練習が足りないと一喝されましたけどね…

いま現状では父親の位置まで行くのは相当厳しいですが、これからも努力精進してしがみついて行きたいと思います。

白岩大助

脇本雄太選手の強さには驚かされますが、来年の東京オリンピックで金メダルを獲ってもらうためには更なる進化を願ってます(笑)

自分が現役で走らせてもらっている中で強いと感じる選手はたくさんいますが、今まで観てきた中で凄い選手を1人挙げさせてもらうのならば、僕は吉岡稔真さん(65期•OB)になります。

●信じられない強さ

全盛期の吉岡選手は僕がデビューする前なので映像を観ての判断となりますが、3.57という今ではとても軽いギア比であったにも関わらず先行しても捲っても凄く強い。

とにかく勝った時のインパクトが凄い!
後方に置かれて、ここからどうやって勝てるのか?ってドキドキしながら観てても最後は凄いスピードで先頭でゴールを駆け抜ける。

軽いギアで出したバンクレコードは20年以上経っても更新されていない競輪場があります。(43期OBの滝澤正光さん、61期•栃木、神山雄一郎選手も未だレコードホルダーです。)

そしてあのスピードと、あの流線型のキレイなフォームに憧れている選手はたくさんいます。

お客さんの中でも未だにファンが多いと思います。競輪界の歴史に輝くスーパースターですね。

●みんな頑張れ!

スーパースターがスポーツ界を引っ張っていきます。現競輪界のスターである脇本雄太選手に続くスターの出現を期待してます。

それが関東、そして埼玉から現れてくれると大宮、西武園も盛り上がりますし、競輪界のスター選手の一人である平原康多選手(87期•埼玉)もまだまだ輝いてくれると思います!

http://www.gamble-racer.com/53h-shimizu/

60話B面『西武園ガールズのあと』

さてと、B面です。
10月、西武園では6R制ガールズが開催されました(╹◡╹
その開催終了後、タナカセンセェにちょっとしたサプライズがあったんですって。
さ、それでは語っていただきましょ~!
「簡潔に!」
「ど~ぞ!」

ちえっ、先にそういうこと言われると調子狂っちゃうよ…

まっ、いっか!

じゃ語るね!

泊まってい~い?

実はガールズの前検日の前の日にさ、よしのちゃん(飯田よしの/106期•東京)から

「11日空いてる?テルちゃん(矢野光世/104期•福岡)きてるよ!」

っつうメールがきたの。

(ああ、二人とも今回参加してたもんな)

オレもテルちゃんとは、また会いてえと思ってたし

「ああ、いいよ」

って返事しといたの。

帰りに、ちょっと寄ってくんだな…くらいに考えてたんだけど、翌前検日、競輪場入る前のよしのちゃんから改めて電話が入ったの。

そしたらなんとビックリ!

最終日の晩、何人かでオレん家泊まっていいか?って話でさ。

なんでも、テルちゃんとか遠征の選手が移動の都合で宿探してるけど、金がねえからどうよってこと。

まっ、昔アシスタントさんたちが寝泊まりに使ってた部屋があるからいっかと思ってOKはしたの。

でも、悩んだよ、このコロナ禍の中でしょ。

消毒用のアルコールとかいろんなとこ置いたりしてさ。

食い物も結構気を使ったかな。
男の選手なら何食わせても死にやしないだろうけど女子はそうはいかないからね。

業務スーパーといなげやで色々食材買ってお迎えの準備完了。
(今回に限り値引きのラベルが貼られてる商品は涙を飲んで我慢)

なんと優勝選手が来ちゃったよ!

で、最終日、さあ、いらっしゃいましたガールズ四名様が!

メンバーは、よしのちゃん、テルちゃんと、初参加の小坂知子選手(104期•岐阜)に高木真備選手(106期•東京)。
(この先、小坂選手と高木選手はそれぞれ「トモちゃん」「マキビちゃん」と勝手に呼ぶね)

ところで、小坂選手のプロフィール欄にはニックネーム『あっこ』って記載されてんだけど、なんでだろ?

我々ジイさまの世代だと小坂と言えば明子さんって名前が瞬間的に浮かぶけど、まさか…ねえ…?
由来がわからないのでとりあえず「トモちゃん」にしとく。

 

ちょ、ちょっとセンセェ、なにこのイラスト!!!!
ど、ど~しちゃったの????

あっ、似てる?

か…かなり……

良かった~!
全員、別人の写真見て描いたから

マキビちゃんの好きなタイプはなんと!

さて、なぜこの四名が来たかというとテルちゃんとトモちゃんは先に話したように金がなくて宿代ケチりたいから。
よしのちゃんは、さらに金がなくて晩飯代浮かせたいから。

さあ、ここで問題なのは今開催で完全V…
というか近況勝ちっ放しで金に困ってるとはとても思えないマキビちゃん。

基本的にウチは貧乏人しか来ないのでなんでかなと思ったら、

「どういう神経してたら、ああいうマンガ描けるのかなって思って顔が見たくなりました」
「でも、ウリちゃんのことは大好きなの♡♥♡♥」

だって。

もちろん無神経だから描けるんだけど、まっ、要はテルちゃんが初めて来た時と同じ理由ってことみたい。

連載終わってもう15年近くなるってのに本当ビックリ。
しかも、自分の子供みたいな年齢の女の子じゃん…

たださ、『日本一、汚い言葉ばかりのマンガ』って呼ばれてた作品でもあるんだから気をつけてよ。
年頃のお嬢さんなんだからさ…

とはいえ、やっぱり嬉しいよね。
今や中高年世代となったおっさん達相手に描いてた作品を若い女の子に読んでもらえるなんて。

「テルちゃんもマキビちゃんもどうもありがとう!」
「ジイちゃんも頑張ってウソばっか描いた甲斐がありました!」

それにしても、燃費が非常に悪いウリがマキビちゃんの好みのタイプってのは意外だったな。

(マキビちゃんも燃費悪いのかね?)

ガールズ四人がなんと!!!!

というわけでマキビちゃんは金に困ってうちに来たわけでは無かったのと、お家で御家族とお祝いをするとのことで宿泊は無し。

でも、みんなとの食事会には少しだけ付き合ってもらったの。

話は前後するけど、ちょっと笑えちゃったのが、仕事を終えた後、ガールズ四名が我が家への差し入れを仕入れてくれたんだけど、その場所がなんと競輪場隣の「いなげや」。

普段のガールズ開催だと「出待ち」だの何だので通用門のあたりはファンの人達が数多く残っているらしいんだけど、今はコロナを理由にその類は禁止。

そんなわけで誰にも気づかれず買い物できたらしい。

オレも呼んでくれればガールーズの選手とスーパーでお買い物っちゅう滅多にできねえ経験できたのに残念。
(でも、翌日、テルちゃんと二人でお買い物できたので満足)

そんなわけで、マキビちゃんは今回は途中欠場だったけど、今度はぜひゆっくり遊びにきて欲しいな。
いろんなエピソードぜひ聞かせてもらいたいもん。
ガールズはオレにとって未知の世界だからね。

女•井上茂徳?

さてと、ここでちょっと話はそれるけど、実はオレ、ガールズのみなさんがお見えになる前の日、選手OBや業界OBの人と酒飲んでたのよ。
で、

「明日、ガールズの選手がオレん家くんだよね」

って話したら、みんな羨ましがって、うちに来たそうな顔したの。

こういうご時世じゃなきゃ早速飲み会開いちゃうとこなんだけど、さすがにね…

心を鬼にして拒否。
(本当はザマ~ミロって気持ち)

というわけで女性四人を独り占めできることに!

60年近く生きてきて最大の出来事だね!

ところで、この日、おっさんたちに来訪予定のガールズの名前を上げたら、なんとトモちゃんが一番人気。
トモちゃんの名前あげた途端、

「オレも行きてえ!」

って声あげたおっさんもいたくらい。

マーク巧者ってことで玄人好みらしい。
確かにみんなOBだから玄人か…

ただその中でオレ一人だけはガールズど素人。

男子の競輪と違うし、レースもあまり観てなかったからトモちゃんがそんなすごい人だなんて全然知らなくてさ。

「トモちゃん、ゴメン!」
「でも、もうキッチリオレの脳みその中に入力されたからね!」

(考えてみりゃテルちゃんだって今年の夏初めて認識したんだもんな。「へえ~…こういう生き物もいるんだ…」って)

そんなわけで当日、トモちゃんってどんな雰囲気の人かなあってワクワクしながら迎えたの。

飲み屋じゃトモちゃんを称して、

「女•井上茂徳(41期•OB)!」

って声も上がってたからね。

オレは井上さんの大ファンだったし、だから余計にね…

ところがさ、やってきたトモちゃんの姿を見てなんとまあ…

(エッ⁉︎この人がトモちゃん?)
(どこが井上茂徳さんよ!!!!!!)

淑女?

細っそりしてメガネかけてて、イメージとしては中学とか高校の先生風?
体育じゃなくて理科とか数学…
英語の先生とか…
(タチの悪いタイプの)

あと、女性編集者っぽくも見えたな。
(もちろんタチの悪い…)

たしかに井上さんもタチの悪い人ではあったよ。
とっても…
いつもオレの車券の邪魔ばっかする人だったし…

それでもさ~、目の前にいるトモちゃんはやっぱ井上さんには見えないよ!

物静かな雰囲気の普通に淑女?風の人なんだもの。

でも、でもね、実はそうじゃないってことは、だんだんわかってくるんだけどねヘッヘッヘッ
考えてみりゃ本当の淑女が競輪選手なんて野蛮なことできるわけないしさ…!

ピピピのピー!!!
ハイ、そこまで!

な、なんなのよ突然…⁉︎

あの~センセェさ…
あたし
「簡潔に!」
って言いませんでした?

チェッ、あたりちゃんもだんだんよしのちゃんに似てきたね…
じゃ今回はこのへんでやめとくことにするよ…

ほんっとにいつもくどくどグズグズ…

先日も、場内でお仕事なさってる、伊藤博さん(27期•OB /元西武園クラブ会長)から

「あいつは話が長い!」

ってクレームがきたばかりなんですからね…

ホントに困っちゃう!(>_<)

(それでも桜井(久昭/28期•OB)センセェよりはまだ短いのが救いだけど…)

でも、みなさま、センセェのことゆるしてあげてくださいね。

ヒマもてあましている老人は、おしゃべり以外ほかにすることがないんですって。

とゆ~わけで、センセェ宅をほ~もんしたガールズのみなさまたちもホントにおつかれさまでした(๑˃̵ᴗ˂̵)

あの~
話の続きはどうすればいいの?

次回!

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