SR30話B面『元気になった話』

さて、みなさん(╹◡╹
ふじゆ~な毎日が、えんえんつづく中、かなしい気持ちになったり落ちこんだりなんてことありませんか?
つらいですよね、そ~ゆ~ときって。・°°・(>_<)・°°・。

タナカセンセェもドツボにはまってた時があったんですって。
お若いとき。
でも、とあるできごとがきっかけで元気になることができたんですってよ(=^ェ^=)
本日は、そんなお話をしてくださるそうです( ^ω^ )

さあ、それでは本日もえんえん語っていただきましょ~!
題して、『元気になった話!』
きっと、会議に出る女性たちよりはるかに長くなると思いますのでごちゅ~いくださいねえ~~♡♥♡♥

タナカのざれごと

チェッ!

「会議が長くなる」イコール「話が長い」、「よくしゃべる」…

つまり話が長い等云々っての、世間様からは蔑視される習性ってことなのね…

でもさ、それって「話の長い人間差別」、「話の長い人間蔑視」ってことになるんじゃねえの?

話の長いオレとしちゃ、ここんとこずっと肩身の狭い思い…
っていうより精神的に追い込まれて人生に絶望(ウソ)しちゃってんだけど、どうしてくれんのよ、も~!

ハッハッハッ、まっ、いっか!
そんなことは、ど~でも…

さてと、それじゃ本題の『元気になった話!』といきますか。

生きる価値すらねえ

え~っとさ、オレと直接関わったことのある人なら知ってる人も多いと思うんだけど、オレ、話が長いのと同時に超ネガテイブ人間なのね。

物事、なんでも悲観的に考え、すぐ真っ暗になっちまってなかなか回復しねえの。

現に今だって、
「オレが会話に混ざると、たしかにいつも時間が長引くもんなあ…」
って、クヨクヨしてるくらいなんだからさ…(ウソ)

10代の後半くらいからずっとそんな性格。イラスト

でね、話は一気に進めるけど、25~26歳くらいの頃かな…
もう明確には覚えてないんだけど、普段以上に相当落ち込んで時があったのよ。

その頃って、たしかプロにもなれず無職が続き、おまけに車券ははずれっぱなし…
何をやっても結果が出せずで、そのうち自分のことをこんな風に思うようになっちまったの。

(オレって、この世で一番ダメな人間だな…)
(生きる価値すらねえ…)

毎日のように通ってた競輪場からも足が遠のいてたくらい…
(実は、やられっぱなしで金が無くなっちまってたからなんだけど)

ほんで、なんでだったか完全に忘れたけど、それでもある日、鬱々状態のまま足が遠のいてた競輪場に足を向けてたの。
いくらか工面できたからなのかな?
でも、そんな時って車券買いたいって心境でもないだろうし、やっぱり家の中に居たくないってのと他に行くとこがなかったってとこなのかな…

鬱にピッタリ!京王閣

さあ、その時行った場所は京王閣!

お若いファンの方々はビックリするかもしれないけど、当時の京王閣は「日本一汚い競輪場」の異名を持つ、本当に小汚い場だったのね。
初めて京王閣に入った時、こう思ったくらいだったもん。

(終戦直後の街中の状態って、こんな感じだったのかな…)

世代的には戦争も戦後もほぼ知らないんだけど、ボロボロでゴミやホコリが溜まった薄暗い建物の中で、薄汚い格好(オレも含めてだけど)のおっさんやジイさんがひしめいててサツマイモとか背中丸めて食っててさ…

凄まじいとこ来ちゃったなって本当に感激したよ。

ただ、あの廃墟っぽさがなぜかオレは気に入っちゃって、このまま永久保存できねえだろうかって本気で思ったりしてたかな。
今は、すっかりキレイになっちゃたんで本当に寂しい限りだけど…

あっ、でも、ひょっとしたら、そんな場所だったからその時の自身の心境にピッタリってことで足が向いちゃったのかもね。

上をみずに下?をみる

さて、鬱々状態で電車から降り、京王閣の正門へ…

くぐる前か、くぐった後かも覚えてないんだけど、なんかものすごいモノ?が目に入ったのよ。

たぶんまだ昼頃だったと思うんだけど、地面に人が何人も転がってんの。
ゴロゴロと…

(なに?こいつら…)

最終レースの後ってんならまだしも、まだレースが相当残ってる頃でしょ。

もちろん、どいつもこいつも小汚い身なりのやつらばっかで…
(オレもだけどね)

天気の良かった日だったような記憶があるので、ひょっとしたら日向ぼっこみたいな理由で転がってたのかもしんないけど、それにしても大の大人(全員男)が何人も、真昼間っからさ…

今の時代は、こういう事言うとまた「差別」だの「蔑視」「偏見」だのって怒られるのかもしれないけどご勘弁ね。

平日が休みの人や、夜勤の人だっているわけだから、真昼間の競輪場で転がってたって非難されるいわれはないってのは、オレだってわかってはいるよ。
でもさ、みんな、どこのどいつか知らないし、あくまでもその瞬間目にした姿にしか感想なんて持てないじゃん。

おかげで元気いっぱいに

ほんでもね、だからってその時、別に悪感情を抱いたってわけではないのよ。
まるで逆。

そんな光景を目にした瞬間、オレの鬱々とした気持ちは一気に吹き飛んでっちまったんだから。

「オレより下がいた!」

ってね!

いやも~、喜びと感動で胸いっぱいになったかな。
真っ暗だった日常が、いきなり薔薇色に輝いたように感じたもん。

自分がこの世で一番ダメだと思ってたのに、いきなりもっと下と思える人間が目の前に現れてくれたんだぜ。
それも何人も…
(もちろん、その時たまたま転がってただけで普段はとっても立派な方達なのかもしれないけど)

で、失礼ながらこう思ったね。

(こいつらに比べりゃオレの方が、まだなんぼかマシだ!)

(もう一回がんばろう!)

人を差別したり見下すような気持ちを持つのはよろしくないってことはもちろん承知してるんだけど仕方ねえじゃん。
その時は本当にそう感じちまったんだから。
口に出して言ってるわけじゃねえしさ。
(今、口にしちゃってるけど35年くらい前の話だから時効にしといて)

で、その後本当にがんばれちゃったからね。

ちゃんと『ギャンブルレーサー 』描いて税金だって納めたでしょ!
(実際には、この時の事が『ギャンブルレーサー 』描く直接のきっかけってわけじゃないんだけどね…)

本当にも~、競輪や競輪やってる皆様方には若き頃より大変お世話になってる私です。

ってなことで私の話は、ハイ、おしまい!

『元気になった話』なんて銘打った割にはなんかレベルの低い話になっちゃったかな?
まっ、勘弁してちょ!

う~ん…
たしかに共感も感動もしづらいお話ではございました…

でも、センセェも若いころはやっぱりそれなりに落ちこんでたんですね。

あの頃って、自分より高いところばっかり見てたり、比較しても仕方のないようなことを考えて焦っちゃってたのかな。
まずは、今、自分がいるポジションの中でがんばることに集中できりゃ上出来なんだよね。
たぶん…

それにしても落ちこんでるときって、何にはげまされるかってわかんないもんですね(笑)

ホントだよね~。
まさか京王閣で転がってるオッサン達に元気もらえるなんて思わなかったもん。
遅まきながらその時の方々には、お礼を申し上げたいね。

もし現在ご存命なら75歳から90歳あたりなのかな?
皆様お元気だといいな。

そうですね。
でも、あたしからはお礼より、当時おコロがりになっていらしたお客さまたちに対して失礼な記事アップしたことを心よりおわび申しあげたいです。

62話 和田健太郎『ケンタロ~新境地を開く!』

みなさま、たいへんながらくお待たせいたしました!
GPハシャ、和田健太郎せんしゅ(87期•千葉)のごと~じょ~です!
では、ど~ぞ~
パチパチパチ~~♫♪♫

和田健太郎 和田健太郎

ハッキリ言ってひと月以上前のGPのことなんて思い出したくもねえし語りたくもねえ!
ところで優勝したのって、どこのどいつだったんだ?

センセェ…
いくらやられちゃったからって、そ~ゆ~コメントはないんじゃないの…

うるせえブス!
とりあえず300円でいいから、オレに金貸せ…

新井剛央

う~ん…
大先輩のコメントとはいえ、たしかにちょっとひどいな…
こりゃボクと支部長で、ちゃんとしたコメント出さなきゃ…

●おめでとう和田君!

2020年競輪グランプリを制したのは、千葉の和田健太郎選手でした。
おめでとうございます!

千葉勢としては、2009年に海老根(恵太•86期)選手以来のグランプリ覇者となりました。

レースの方は、平原選手が脇本選手の後ろを回るということでだいぶ盛り上がったと思います。
また、競輪祭にてG1初優勝を飾った地元神奈川の郡司選手、清水選手松浦選手の中国ライン、ナショナルチームの新田選手率いる北日本ライン、どのラインからも優勝の可能性がある見応えあるレースでした。

●寝ても覚めても自転車

グランプリを初出場で優勝した和田選手ですが、競走参加中は常に自転車に乗っている印象があります。
後半のレースの時でも朝の指定練習から長い間ローラーに乗っている、そんな印象です。

聞いた話では、休みはほぼなく、常に自転車に乗っているという話も聞いたことがあります。
それだけ自転車と向き合っているんでしょう。
その努力が今回のような優勝に繋がったのだと思います。

2021年は、グランプリ覇者として、1年間、1番車を着てレースに挑む訳ですが、相当なプレッシャーがあると思います。
そんな中でもさすがグランプリ覇者と言われる用なレースを期待しています。

がんばれ、和田君!

白岩大助

まずは和田選手「KEIRIN GP2020」優勝おめでとうございます!

一昨年のGPを優勝した佐藤慎太郎選手に続きベテランと呼ばれる選手の優勝となりました。

●縦脚を進化させ続ける追い込み屋

和田選手は長くS級に在籍している選手ですが、年々歳を重ねる事に強くなっているイメージがあります。

特に凄いと思うのが追い込みになってから縦脚を磨き、目標が不発だったり不在の時に繰り出す捲り。

普通は歳と共にスピードやパワーは衰えていくため、自然と追走技術や戦術的な物でそれを補っていくようになっていくのですが和田選手は違います。

自力選手は普段のトレーニングはもちろんですがレースの中でも脚が付いていきます。
しかし追い込み選手はレースで風を切る事は少ないので脚はなかなか付きません。

その中で30代半ばを過ぎてからスピードを磨いて来た和田選手、普段どれだけのトレーニングをしているのか?
本当に凄い事だと思います。

●共にがんばろう!

私は和田選手との接点はあまりありませんが、副支部長の言うように自転車と向き合う時間が多く、日々の努力の賜物だと思います。

2021年は競輪界の顔として大きなプレッシャーの中での戦いとなりますが、きっと結果を出してくれると思います。

我々(支部長、副支部長)も年齢を言い訳にせず進化して行けるように頑張ります!

http://www.gamble-racer.com/53h-shimizu/