110話B面『みんなバンバン高齢者!』

みなさま、たぶん昨日おわってるはずの『競輪祭』はいかがでしたか?
いよいよGP出場メンバーも決まって今年もゴールをめざすのみ!
「さあ〜、いっきにまくっていきましょ~!」

還暦一直線!

いや~、まいった!

気がつきゃ今年もあと1ヶ月!

毎年思うことだけど、1年が早くて本当にやんなっちゃう。
しかも歳を増すごとに加速していく感じで、この先どうなることやら…

そういや先日、選手OBの方数名と近所の飲み屋でおしゃべりしたんだけど、こんな話題になったのよ…

1人の方が

「54期以上は、もうみんな還暦なんだよなあ…」

って、おっしゃったの。

(後日、JKAのサイトで調べてみたら正確には2024年11月現在で52期以上)

オレはもう、おったまげたね。

54期ったら、オレが競輪やり始めた頃にデビュー1~2年って存在よ。

それが、もう還暦だなんてさ…

まあ、実際のところは52期以上なんだけど、それでもやっぱり複雑な気持ちになったなあ。

やっぱりさ、物事始めた頃の印象ってのは自分の中で、その後もずっと残っていくもんじゃん。

ゆえに、オレにとってのイメージは40期代後半から50期代半ばまでは若手。
それ以降は、次々デビューしてくる新人たちって感じなの。

ほんでまたオレって、ちょうどそのあたりと同世代。

ってことで思い入れも40期代、50期代ってのが強いのよね。
そして、永遠に若手ってイメージのままで…

繰り返しになるけど、それがもう皆さま還暦…!

考えてみりゃオレだって とうに還暦過ぎてるんだから当たり前っていや当たり前なんだけれども、それでもやっぱりね…

と驚きながら、年齢の話はさらに続くの…

60期代は50代!

おしゃべりメンバーの中に69期OBが2人いらっしゃったんだけど、そのうちの1人が53歳だって言うのよね。

こう言っちゃなんだけど、50期代に新人のイメージを持つオレからしたら60期代、しかも1番若い69期なんて新成人くらいのイメージにしかならないじゃん。

それが53歳だなんて…

こっちの方でも、そりゃあショックを受けたよね。

ちなみに69期って、高卒ストレート組でも51歳ってことみたい。

というわけで、またまた繰り返しになるけど、ビックリ、ビックリ!

で、その2人とのおしゃべりは、今度はこんな方向に…

「53にはなったけど、歳を取ったって感覚は まだそんなにないんですよね」

「今までの自分と さほど変わってないような…」

「まだまだ これからって気持ちしかないし…」

こういったセリフは、オレもすごく理解できたね。

って言うか、オレもちょうどそのくらいの年齢の時、まったく同じ感覚だったから…

衰えることは救い?

たしかに鏡を見れば かなり老けてはきてるんだけど、それ以外は特に変化は感じなかったんだよね。
体だって普通に動くし、脳みそも同様…
(かなあ…?)

年齢だけはたしかに上がっているんで

(チキショー)

って思いはたしかにあったよ。

だけど、まだまだがんばらにゃあって気持ちしか浮かんでこなかったような気がするの…

けどさあ…

オレの場合は50代後半くらいからかなあ…

人の名前が出てこない、言葉が出てこない、様々など忘れ…
みたいな脳みその衰えを実感できる機会がどんどん増えてきたんだよね。

で、60過ぎてからは、体の方もどんどん硬く、動かなくなってきているのが十分実感できるようになっちゃって…

今まで当たり前に出来ていた動きがが、気づけば全然出来なくなってるんだもん…

もちろん、人それぞれで全然違うんだろうけど、オレは

(なるほど、これが老いってもんか~!)

って、アホらしい感動を覚えちゃったりしてたかな…

69期の2人がこれからどんな歳の取り方をしていくのかはわかんないけど、徐々に衰えていくってことだけは絶対なんだよね。

でも その「衰える」ってことに関して、オレは最近こんな風にも考えるようになったんだ…

死は避けられないってことならば、歳を重ねながら徐々に衰えていくってのは、実は「救い」なんじゃないかって。

だってさ、たとえば歳を取ってそろそろ死ぬって時、体は動かないけど脳みそは若い時同様バリバリって状態だったら、どういう感情になっちゃうと思う?

オレだったらたぶん未練が残りっぱなし、悔しくて悔しくて仕方ねえんじゃねえかって思ったりすんの。

あるいは、脳みその動きは多少鈍くなったけど、体の方は40代レベルのままだったりしたら…

だから「衰え」、「老い」ってもんを、こういう風に解釈したわけ。

(脳みそも身体能力も年齢とともに徐々に衰えていくことで心安らかに死んでいけるようになるのかな…)

ってさ…

 

う~ん…
その理屈は ど~なんだろう…

あたしは、やっぱりいつまでも若々しさを保てたままってほうがうれしいなあ…
の~みそ は、たしょうなら かわいらしくなってもいいから…

まあ、本当に人それぞれかね

ちなみに、「死」ってことに関して自分に結びつけて考えたりするようになったのって、やっぱり60前後くらいの頃からだったのよね…

50代前半の頃は、「この先いかに生きていくか」ってテーマしかなかったような気がするんだけど、今後のテーマは「死」って事に加え、その思いもいかに継続させていくかってことになるのかね(笑)

でもさ、そ~ゆ~よ~な話する人にかぎって長生きだったりするんだよね
センセェも、けっこう長生きしちゃうんじゃないの?(笑)

ど~なんだろう?
オレ、面倒くさい思いをしたり、させたりってのは、ちょっと考えちゃったりもすんのよ…(笑)

ハイ、とゆ~わけで超~高齢化社会につきすすむ日本の現状レポートは以上となります。
「でわ!」

 

A面マンガにもどる

SR72話B面『ビックリ!体温40度記録』

本日のざれごと

さて、季節はいちお~冬ということですが、みなさま いかがおすごしですか?
気温の急激な変化で体調くずされたりなさいませんように。
『競輪祭』『GP』!
そして、大宮と西武園の今年残りの開催にむかって元気にまいりましょ~!

と ゆ~ふ~に、お客様にはあいさつしたけど、実はタナカセンセェ、半月くらい前にひどい思いしてたんだよね

いや~、本当にまいったよ…

軽い風邪かなって思ってたら、結局39度前後の熱が5日間くらい続く事態に見舞われちゃったからね

1日だけだったけど、40度超えた日もあってさ

メールがきたときはビックリしちゃったけど、大ごとにならずでホント良かったね

うん、一時はどうなることかと思ったもん…{笑}

まさかの事態に

というわけで今回は、そういう目にあったって話をひとつ…

前回、近所の大先輩の機関車やってきたって話をしたけど、それから2~3日経った頃だったかな、いきなり熱が上がり出しちゃったのよ。

機関車やった日に

(あれ、風邪でもひいたかな…)

って感触はちょっとあったんだけど、大したことはないだろうって特に深刻には考えてなかったのね。

ちなみに、ちょうどその頃、近々会いに行く予定の方がいて、4~5日後くらいに伺いますなんて連絡入れてたくらいだったんだから…

なのに突然、熱がブア~!

あわてて延期の連絡を入れたけど、それでも その時はまだ2~3日でどうにかなるって思ってたのよね。

でも、それから最初話したように高熱5日間ってのが始まっちゃって…

甘かった

それにしてもさ、いきなり高熱って状態になると医者に行きたくても行けなくなっちゃうもんなんだね。

だって、気づけば「ふらふらヘロヘロ」でしょ。
車の運転は危険だし、だからって歩いて行く気力も起きないし…

あっ、でもね、ここまでなっていながら、それでもやっぱり一晩寝ればどうにかなるって楽観的に考えちゃたりもすんのよ。

というのもオレって、そもそも高熱を出すってことがほとんどない人間だったのね。

今は孤独老人なんで昔の話だけど、子供達が学校通ってた時なんて10数年、毎年入れ代わり立ち代わりインフルエンザとかにかかってくるけど、オレだけはなぜか大丈夫。

同じ部屋で長時間作業してたアシスタントさんがその後高熱出しちゃったなんて時も、やっぱり平気…

そういう実績があったもんだから、ついつい甘く考えちゃってたんだね…

ゆえに高熱5日間なんてのはたぶん人生初。
(幼少期どうだったかは、わかんないけど)

奇跡のタイミング

たださ、それでも今回は運が良かったと思ってるの。

結果論だけど、人と連絡取り合ってる中での出来事だったでしょ。

相手の方がとても心配して色々面倒見てくださったの。

他県の方だったので、薬を送ってくださったり 励ましのメールを度々頂いたり…

「食べ物や飲み物は大丈夫ですか?」
「なんでも、こちらから手配しますよ」
「何かあったら連絡して下さい」

突発的事態に陥って1人家で寝ている時に、こういうのって本当に精神的に救いになるからね。

で、励まし続けて頂きながら1週間ほど過ごしてようやく回復に向かっていったの。

もし、やり取りのない中で体調崩してたら、下手すりゃずっと孤独のままだったんだから本当にありがたかったな。

そりゃ、普段連絡取り合ってる人や身内だっているわけだけど、余程の事態じゃない限り連絡なんてしないじゃん。

相手に迷惑や心配かけちゃうしって、どうしても考えちゃうからね。

というわけで、本当に幸運だったと思うとともに相手の方にはとっても感謝。

ちなみに相手の方は、まだ直接お会いしたことはないんだけど『ギャンブルレーサー』読者だったそうなのよ。

んで、カメラマンのお仕事をなさってて、競輪関連の撮影も行ってるということで連絡を下さったのね。
で、それから「ぜひ、お会いしましょう」と話しながら1年くらい電話とメールで交流してたの。

本気で感謝!

それにしても面白いもんだよね。

今までも、元読者って方達とかなりの数 交流してきてるんだけど、なぜかその都度、その時かかえていた問題を助けていただいたり、色んなこと学ばされたり教えられたりなんてことが多くてさ。

だから、こんな風にも今思ってんの。

{マンガの仕事がやれて本当に幸運だったな}

って…

「本当に本当に多くの皆様に感謝しております!」

なるほどねえ…
たしかに、センセェはしあわせだよね

SNSとか まったく無縁なのに、センセェのこと知ってる人が日本中に多少はいるってことだもんね

本当にさ、そもそも出会うきっかけが存在しない方達と知り合えたりするってすごいことだと思うよ
そうでなくても還暦過ぎの引きこもり人間なんだから{笑}

あとさ、年齢も職業もみなさんバラバラでしょ
ゆえに色んなジャンルのお話や経験、体験談、様々な考え方を聞かせていただけるんで本当に楽しいの

いいなあ…
となるとセンセェのかかえる問題は、あとはもう孤独死をむかたとき、どれだけの期間でそういった方たちに気づいてもらえるかってことだけだね

うん、まさに
せめて2周間くらいでって希望はあるんだけど、ただ その場合、行政解剖とか食らっちゃうわけでしょ?
それだけは、いやだなあ
本当に…

じゃ、かえって白骨化するまで発見されないってほうが い~のかもね

あっ、たしかにそうかも!
光が見えた{笑}

さいごはヘンなはなしになっちゃってすいませんでした。
全国、孤独老人のみなさま、健康にはくれぐれもご注意くださいね。
「でわ!」