セカンドレーサー第8話 『死闘!?廃品GP♡』

親愛なるみなさ~ん♡♥♡
今回も、私あたりがお届けしま~す♥♡♥

松戸でやられたセンセェは、まだ、ふてくされててボートの方に行っちゃいまして…(汗)

でも、実はこの前ちょっとだけ地元地区のイベントにお顔を出してくれたんですよ…

というわけで、そのうち天国か地獄(関センセェはもちろん地獄)に行っちゃうみなさんたちによるイベントが行われた同地区ですが、

な、な、なんと!
来たる6月2日、西武園競輪場では取手記念場外発売とともに、毎年恒例のイベント、『体験走行会』(詳細は西武園ウエブサイトで)が行われます。

♬~ヒャホヒャホうっほ~い~♩♬

イベント参加者は昨日締め切りとさせていただきましたが、見学はフリー♡♥♡申し込みの必要もありません♥♡♥

当日は、普段、金網の中でしか見ることのできない競輪選手という謎の生き物たちを外に出し、参加者の方達と一緒に間近で観察することができます♥♡♥
現役を引退した怪しい生き物たちも、場内いたるところに放し飼いされていますので触ったり話しかけたりも可能!!

ただし、生き物たちがお腹を壊すといけないのでエサを与えることはできませんのでご注意くださいね♡♡♡♡

そして、この日の最大の催しは何と言ってもその生き物たちによるエキシビジョンレース『西武園グランプリ2019・夏』!!!!

『競輪グランプリ』とは無縁かつ低所得の生き物たちによる1着賞金ゼロの大一番!

関センセェたちが出場した『廃品グランプリ』並みの熱い戦いを観戦することができます!
車券発売はありませんが、お客様同士によるナイショのノミ行為は大歓迎(ウソ)!
通報等一切行いませんのでご安心を♡♥

そんなこんなで、普段は触れることさえはばかられる生き物たちへの免疫をつける絶好のこのチャンス!!!

色紙をご持参くだされば、そんな生き物たちのサインをたくさん集められるかもですよ♫♩♫

 

ご家族連れ、小さなお子様たちのご来場も大歓迎!!!

みなさまたくさんのお越しをお待ちしております♡♥♡♥♡♥

はあぁぁ…
サクライセンセェより、またお電話が入りました…(泪)

おい、あたり!
あのトンマ、今回も欠場か?
あのヤロ~、現役の時も、期末になると電卓はじいて、やばそうだと思うと平気で「家事都合」で欠場して競艇行っちまうような輩だったからな…
も~あんな奴は斡旋停止なんて生ぬるいことはせずクビにして、オレにこの仕事やらせろよ!

そうですね…
明日、上司に相談してみます…

ところでよ、こないだの松戸の話の続きなんだけどな…

エ~~~ッッッ!!!
ぃやだ~ん~~んん、もぉ~~~!!!!
こんどは370時間くらいお話になるんですか~~!????

な、なんだよコラ!
盛りのついた高木真備(106期・東京)が宿舎の裏庭で、隠れてきびだんご食ってるのを見つかった時のような声出しやがって!
そういやあいつは確か、2月の立川の開催の時も、金網の前にいたオレのツラ見て今みてえな声出して、やな顔しやがったんだ。
周りにつまらん客どもが大勢いる中、
「ぃやだ~ん~~んん、もぉ~~~!」
「ジジイは2度と来ないで!」
ったく、あの時のセリフ、東京の大先輩であるこのオレは生涯忘れん!!!
もちろん残りは少ねえけどよ!!!
なにがジジイだ!!
言っとくけど、オレは記念競輪は13回優勝して特別競輪まで取った大選手だぞ!!!!
オレの同期で28期の平原康廣のせがれ、康多(87期・埼玉)には、ほんのちょっぴり交わされたけどな…
ってなわけで話の続きなんだけどよ…

ZZZZZZZ……

 

みなさま、ホン~ット~にもうしわけありません(汗)!!!

サクライセンセェのお話は、通算勝利数に近い400時間越えとなりましたので、わたくしが可能〜♡なかぎり縮めてお伝えします♥♡

以下は、サクライセンセェのお話のダイジェストです……♡♥

 

…でな、松戸の名輪会イベント出演者控え室で、どハゲのタナカがトヨアキ(伊藤豊明/41期・OB)と何やら一生懸命話してたんだ。

その内容ってのはよ…

 

「伊藤さんといえば約30年前の『オールスター競輪、番手まくり事件』ですよね。
自分も、あのレース車券買ってちゃんと観てたんですけど、やっぱりアララララ…って。

で、その2年後くらいに「ギャンブルレーサー」の連載が始まって、伊藤さんに、その頃一度お会いしてるんですけど、その時も、その後の結構な期間も、実は罪人として認識してまして。

ですが、年月が経ったある日、何となくあのレースのビデオを眺めてたんです。
そしたら、ハッとして。

主導権争いを制した本田(晴美/51期・OB)さんが先行。
無風で続く伊藤さん、後続競りとなった最終2角、後方から高橋健二(30期・OB)さんが捲りを放ってるんです。

伊藤さんも、後ろを時々振り向きながら追走してるんですが、ビデオで見ると伊藤さんが、ちょうど振り向いた瞬間、高橋さんが踏み上げていっている状態だったんです。
でも高橋さんはその後すぐ、3~4番手外くらいまでで一杯になり不発。

伊藤さんは、後方から来る捲りを見て、あの番手捲りを放ってるんですよ。

自分には、そう見えたんです。

高橋さんの捲りがかなり早く不発ってなっちゃったんで、当時、観戦していた我々には、後位はもつれ、捲りも迫ってきていないのに、いきなり先行を捨てて出て行ったって風に見えたのかもって…

となると、あの番手捲りは正当とも言えるんですよね。
伊藤さんが振り向いた瞬間は、高橋さん失速してなかったんですから。

後方には中野(浩一/35期・OB)さんだっていたわけですし…

もちろんマーク屋としては、先行屋の援護、捲りを張りに行くという役割もありますけど、反面、相手を止められなかった場合、ライン丸ごとあの世行き。
タイトル戦決勝といった舞台では、ラインの誰かが獲るという判断も間違えではないという気もしますし…

で、30年ぶりにお会いできたんで、実際どうだったのかぜひ聞いてみようって…」

 

「ひょほ~嬉し~!!!!

確かにさ~あれから30年、オレは常に犯罪者!
『番手捲りの伊藤豊明!』だもんね。

しかもあの後、本田のハルは、お客以上にオレの悪口ばっか!
あいつのダチだったコカド(小門洋一/49期・OB)と一緒に、行く先々で、『イト~さんは平気で人を裏切る極悪人!』
「20世紀最大の悪者!」って…

当時は、人生のほとんどを刑務所で過ごすような筋金入りの方々にすら『たとえオレ達でもイト~ほどの悪さはできねえ!』って言われる始末で…

逆にハルの方は、あんな顔のくせに悲運、悲劇の男として人気がさらに上昇。
ついでに世界選手権のケイリンで金メダルまで取っちまうしさ…

 

まあ、いい!

で、話の続きだけどよ、あの後ろ振り向いた瞬間、誰だったかはわかんなかったけど、確かに捲りが来たのが見えたんだ。

オレだっても~還暦だし、嘘八百は言わんから!
59歳までは、散々ウソつきまくっとるしな!

で、あの時さ、やっぱ思ったのよ。

モタモタして丸呑みされっちゃったら何にもならねえ。
ハルだって無駄死にさせちまう…_

それより何よりあんな大金ぶら下がってんだぜ!

それを、九州だの中部だのの田舎者に持っていかれるのは、大都会伊予松山の人間としてはど~しても…

そもそも当時の四国はオレが持ち帰る賞金で大発展を遂げてたんだからさ!」

 

…というトヨアキの見苦しい言い訳を聞いてタナカのヤロ~、気になってたことの一つが30年ぶりに解決して良かったって喜んでんだ。
今さら、んなもん確認したところで、だからどうなるってもんでもねえのにさ…

ったくヒマ人だよな…

 

はい!
というわけで、以上、サクライセンセェからの迷惑TELの内容でした。

要はイト〜さんとタナカセンセェのおしゃべりの盗み聞きを伝えたかったんですよね。

はぁ~疲れた……

かなり短くまとめたつもりだったのに…

今日はわたし、もう寝ます…

 

セカンドレーサー第7話 『わ~い!今日はお客さまだよ~♫♡♥♡』

うお~~い!
客と言うよりカモの皆さん、ご機嫌いかが~?
ちゃんとヘコんでる~~~?
グヘヘヘへ~!

いよいよ松戸ダービー!
オレたちも、他場の商いぶりを覗くため、ちょいと乗りこむことにしたんだけどさ…

いや~~~
見えちゃったぞオイ!!
スカートの中!!!!!!

腹のなか同様まっ黒だったな!
黒いモノでも白と言いくるめる、おまえの本性が良くわかったよハッハッハッ!

それにしてもお前、ああいう品のねえパンツ穿いてたんだ?
本当にたまげたぜグヘ~ッヘッヘッヘッ!!!!

センセェ…
あの日、あたしは真っ白なお姫さまパンツでしたけど…

センセェは白いモノでも黒に見えちゃうんですね!

お~~~~ヤダ!!!!!!!!

さ~て仕事!仕事!

♫♩~というわけで競輪ファンのみなさま~♫

松戸ダービーのあとは、5月7日~9日の開催予定で西武園競輪(F2&ガールズ)がナイターでおこなわれます♥♡
ヒャホ、ヒャホ~~♫♩♫♩♫

そ、そして今回は…
な、な、なんと…

ガールズが国際戦なの~♥♡♥♡

わ~~拍手!拍手!拍手~~~!
パチパチパチ~♫♫♩♩♫♩~

外国の出場予定選手は、フランスから来た二十歳の女の子マチルド グロちゃんと、国際戦初参加でアメリカから登場のマダリン ゴドビーちゃ~ん!!!!

地元からは、関口美穂(102期・埼玉)ちゃんと細田愛未(108期・埼玉)ちゃん!!!!

女の子同士による、夜のお熱~~~い戦い!!!

日本のみなさんも外国コンビも、どうぞがんばってくださいね~~♥♡♥♡
わ~い♫わ~い♩♡♥♡

エッチなおじいちゃん……じゃなくて、素敵な男性ファン、そして特に女性ファンたちの多くのご来場、お待ちしてま~す♡♥♡♥

 

それにしても凄まじい名前だな。外国のネエちゃん達…
マシロケ グロ!?
マンドリル ゴリラ…!?
とはいえグロって名前のネエちゃんの参加は、腹とパンツがドス黒いおまえにはピッタリだとは思うけどよグッヘッヘッ!

あっ、そっ!

あの~~センセェさぁ~
公の場で品のないこと言うのは、もうやめてくんない!
変なこと想像されちゃったらやだしさ~!
それにさ、もし仮にあの日、本当に黒いパンツはいてたとしても、やっぱり同じこと言うんでしょ。

ハッハッハッ!
しっかしおまえってさ、腹黒いとはいえ、気配りも多少はできる女だったんだな!

オレが初めて記念(記念競輪)取った時は6番車!
勝負服が白黒の葬式カラーだった頃で、今でもオレは葬式の幕見るとついついニヤけちまうんだ…
ちなみに、その時やぶった相手は、金銀財宝の亡者…じゃなくて世界戦V10の記録と、職業差別?で国民栄誉賞ツモりそこねた、輪界史上最大の王者、『ミスター競輪!』、世界の中野(浩一/35期・OB)さんだったんだからなグッヘッヘッ
まっ、そういうこったから、これからもちょくちょくお前の股ぐら覗かせろやな!!

あ、あたしのスカートの中ってお葬式なの……
で、でもセンセェが、あの中野さんと戦ったり、ましてや勝ったことがあったなんてビックリ!
世の中って色々間違いも起こるものなのね…

いよ~
車券の買い方同様スケべな皆さま~!

そんなわけで、あたりのパンツをしっかり拝めたオレなんだけど、本当は白パンだったの。

話はちょっと飛ぶけど、競輪ってのは、やっぱり駆け引きってのも重要で、いつもバカ正直じゃいけねえと思ってんのさ。
敵をかく乱する、煙に巻くってのは勝負事には必要だと思うのよ。

いかに力を出させないようにするか…
消耗させるか…

あたりとオレは別に勝負しているわけじゃねえけど、白いパンツを黒と言われ続けたあいつは、オレにどうギャグで切り返そうかと必死で色々考えたと思うんだ。
それって、あいつに無駄な労力使わせたってことになるよな。

前に、滝沢(正光/43期・OB)と話してた時、こんなこと言ってたんだ。

「自分は、いつも礼儀正しい、腰が低いって言われてたじゃないですか。
でもね、あれだって一つの作戦なんですよ。
控え室や検車場で、闘志むき出しにして周りを睨みつけまくるような選手もいますよね。
あれはあれで一つの手だと思うんです。

でも自分はいつも『お願いしま~す』って頭下げてたんです。

そうすると競走の時、勝負は勝負でやるんですけど、執念深いタイプの選手でも必要以上にはガチガチやってこなくなるんですよね。

例えば、井上(茂徳/41期・OB)さんなんてそうなんですけど、もし、あの人にガンでも飛ばして競走乗ったら、それこそ地獄の果てをとうに過ぎてもまだ延々と追って来ますよ。
凄まじい顔して!

首をブンブン振り回しながら…

でも、先に頭下げとくと、『お~、お互いがんばろうな~!』ってなっちゃって…」

 

つまりよ、脅しはもちろん、ハッタリや三味線も戦略。
もみ手で笑顔もそう。

重要なのは、そういう小さなことでも勝負の時に気がまわるかって事…

当時、頂点を極め、かつ脳みそはオレの一千万分のいち程度しかなかったあの滝沢でさえ、こんなセコイことまで考えて競走に挑んでたんだぜ。

知恵使える奴とそうでない奴…

この差は結構でかいんじゃねえの~~!

まっ、そんなわけですから親愛なる皆さま方!

競輪を考える時、選手の脚力だけじゃなく、性格を研究するってえのも結構役に立つと思いますぜグッヘッヘッ

今はネットって便利なものもあんだしさ!

あの~……
そういうお話聞いたあとでも、やっぱりあたしのパンツの色をそれと絡めてくるのが、ぜ~んぜんわっかんない!!!

西武園クラブOB、桜井久昭(28期・OB)さまより戯言を承りましたのでお伝えいたします。

おい関!
滝沢が井上に頭下げてたっつうけどよ、井上だって上には礼儀正しかったんだぜ。

こう言っちゃなんだけど、オレだってその昔、賞金ランキングベストナインに入ることもたまたまあった天下の大選手!『ホラ吹きクレイ!』と呼ばれた桜井久昭!

若き日の井上がヨロヨロと上に上がって来て、オレのような大選手と生意気にも一緒の競走乗れるようになった時にな、ヤツだってちゃ~んと「センパイ!お願いします!」って、頭下げて来たもんさ。

でな、オレが言いてえのはよ、『怪物!』と呼ばれた天下のスーパースター、滝沢が頭を下げたのは、『日本一のマーク屋!』、『鬼脚!』の異名をとった伝説の大選手、井上茂徳!

その井上が頭を下げた相手が、このオレ、『ホラ吹きクレイ!』桜井久昭さま!
ってことはよ、怪物や鬼脚よりオレの方が偉いってこったろ!

そうそう、井上はオレに、こうも言ってたんだ。

「さっすがA1(当時の最高位)!の人は、いつも能書きが長いですね~ガヒヒヒヒ~!」

お前、ちったあオレを尊敬しろよ!

 おかしいな~…

井上さん、オレには昔こう言ってましたけど…

「邪魔な年寄りなんてサ~ッと一拭きで掃除できちゃうんだけど、サクライさんの、あのつぶらな瞳を見ちゃうと芝生にたたき込む前に頭の一つも下げといたろうか…な~んて思っちゃってさ~ドハハハハ~」

それにしても井上さん、今、元気かな~!

ホラ吹きクレイの桜井さんよりオレの方が、あの人とは同時期だから、ホンットよくやりあったもんさ。

ブログ読者の親愛なる皆さま方には、オレの現役時代を知らねえトウヘンボクも混じってると思うけどさ、怪物、滝沢はオレの召使い兼奴隷!

世界の中野さん、鬼脚、井上さんとは、髪の毛の抜け具合と金の奪い合いで血で血を洗う死闘を延々続けた仲!

どうだい、オレってすげえ男だろ?

ちなみにオレは記念初Vが6番車ってことで『葬式の関!』って呼ばれ、崇め奉られてたもんだけどよグヘヘヘ

エッ!?

何?

な、中野さんを知らない!?

た、滝沢も井上さんも、し、知らねえの…(汗)

じゃ菅沼清二(51期・OB)のことなんかも知ってるわきゃねえよな、当然!

(※このギャグを笑える人は60前後からそれ以上のじいさんか、借金踏み倒したままあの世に逃亡しちゃってる輩くらいのもんなので、お若い人はご安心下さい。ネットで検索しても無駄ですので悪しからず)