SR41話『雨ニモマケズ』

待ちに待った春がきたのに、いま世界中の人びとがかなしい気もちでいっぱいですね…

これから世界はどうなっていくのかしら…
まるで世界史の動画や画像を早送りで見せられているかのような毎日です。

でも、未来はぜんぜん見えてこないの…

こんなふうに生きてみたい…

いまは想像をぜっする大変な思いや苦しい思いをしてる人がいっぱいいるってときなのに
ど~して、あんなセリフをクチにできるのかしら。
しかも、宮澤賢治さんのあのステキな詩をブジョクするよ~な…

さすがに今日という今日はゆるせません!

いや、ホント!
ボクも腹わた煮えくりかえったよ…

でも、こいうときに
あの

『雨ニモマケズ』

はたしかに心をうたれます…

《雨ニモマケズ》

雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけぬ
丈夫なからだをもち
欲はなく
けっして怒らず
いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と
みそと少しの野菜を食べ

あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし
わかり
そして忘れず

野原の松の林の陰の
小さなかやぶきの小屋にいて

東に病気の子どもあれば
行って
看病してやり

西に疲れた母あれば
行って
その稲の束をおい

南に死にそうな人あれば
行って
怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い

日照りのときは涙をながし
寒さの夏はオロオロ歩き

みんなに
デクノボーと呼ばれ

ほめられもせず
苦にもされず

そういうものに
わたしはなりたい

(※読みやすくするため原文の字句を変更しています)

あたり
新井
オレが悪かった…

ふん!

お寺行きですね…

どうやらセンセェも

『雨ニモマケズ』

にはあらためて心をうごかされたようです…

と、おもいたいです…

 

う〜ん、おもっただけムダでした…
クソッ!

ところで今、あたしにはもうひとつあたまにうかんでるお話があります。

それは寓話の『北風と太陽』

人間は感情的になるとおうおうにして発言や発信が過激になり、強引な判断、行動に走りがち…

こんなときだからこそ、こちらも教訓として生きていきたいなっておもいました。

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SR40話『ハイレベル競輪講座?「先行」と「追込」』

まだまだホントにさむ~い日がつづいてます。
でもね、わがさいたまのホワイトロック支部チョ~とあたしのダ~リン♡♥は、毎日とってもがんばってるんですよ!

スッピンは『先行』メイクは『追い込み』

ハッハッハッ!
先行は本当に大変な仕事だからな。

ただよ、競輪選手ってのは誰しもが、基本的には先行で通せるもんなら通してえって思ってるもんだ。

競輪の最高かつ最大の武器は先行力!
追い込みってのは、あくまでも戦略、知恵の領域でしかねえ…

おい、あたり!
女の最大の武器はなんだ?

そ、そりゃやっぱ若さじゃない?
10代の子たちのピチピチお肌には
どんなにがんばってメイクしてもかなわないもん…

だろ!
つまり先行力ってのは若いピチピチ肌!
で、肌の衰えとともに化粧だの美容液だので
対抗しようってのが追い込みなんだ

選手も若い時はほとんどが先行でやるけど、歳とともに追い込みにチェンジしていくのは、女が歳とともにアンチエイジングに執念燃やすのと似たようなもん。

とはいえ、肌がボロボロだったり、そもそも素顔に自信のないヤツは若くても化粧品や美容液使うだろ。
逆に歳いってても薄化粧で十分ってのもいる…

選手も同じ!
若くても先行力に自信のないヤツは追い込みを選択するし、自信のあるヤツは歳とっても先行でやる。

センセェすごい!
メチャわかりやすい例え!

ただよ、だからって追い込みへのチェンジがネガテイブ的意味合いってだけではねえぞ!

化粧すると同じ人間とは思えないほど美人に変身する女がいるのと同様、若くて先行力があっても、追い込みの方がさらに分がいいと思えば追い込みをやる。

センセェ!
今日、さえてるじゃん!
おもいっきり
「ウンウン!」
って感じ

あたしも、若い子のすっぴん肌には勝てないけど
あらゆる美容法をくしして対抗すればいいのよね
なんか勇気わいてきちゃった!

タレ先

オレも2班(旧々級制度A2)くらいまでは「素肌」…
つまり「逃げ」で勝負してたけど、やっぱ1班クラスじゃ苦しいかもって感じる時があってな。

スピードは結構自信あったんだけど若干「タレ先」タイプだったんだ…

タレ先…?

おまえのオッパイや尻と同じ!
タレちゃう先行!

うっ…
あ、あたしのもっとも知られたくない個人情報…

マーク屋を決断

やっぱ1班クラスの先行ともなると非常識レベルの脚持ってる人が多かったし、そういうの相手に必死で脚使っても、最後は結局後ろに持ってかれちまうばっか…

特にあの頃は中野さん(浩一/35期•OB)っつうハタ迷惑な人が君臨した時代だろ。
正直、オレレベルの逃げじゃ「い~カモ!」ってなもん…

とはいえ、多少は悩んだぜ。
マークはマークで「並び」と「競り」っつう、これまためんどくせえ大仕事があっからよ。

まっ、最終的にはやっぱり一番の持ち味であるスピードを活かすには「追い込み」と「捲り」だなってことで決断したんだ。

あたしもけっこ~悩んでるよ…
化粧品も高いし
補正下着も高いし
エステも、注射も…
メス入れる整形は痛そうだし…

でもさ、人生一度きり
やっぱりイチかバチかしょ~ぶするしかないもんね
オンナとして…

オシ!
あした『イエス!クリニック』いこ!

くるくるパーマが大人気?

ところで話は変わるけど
美容にたとえてケ~リンのはなしをするわりには
若き日のセンセェって
ホントにすさまじいヘアスタイルしてたのね…

これは、二十歳前後くれえかな…
選手はみんなこういう頭してたぜ!
当時の競輪選手っつうのは、とにかく流行に敏感で髪型でもなんでも常に時代の最先端をいってたからな
ハッハッハッ

ハ、ハタチぜんご…⁉︎
さいせんたんのヘアスタイル⁉︎⁉︎⁉︎
こ、これが…

ぜんぜんかわいくないし
なんかも~
すでにケガレきってるかのような…

バカヤロ!
こっちは日々、直射日光!雨!風!砂ぼこり、土ぼこりに排気ガス…
鳥のフンにセミの小便!
ありとあらゆるものをツラに浴びる生活してたんだ

センセェの時代に生まれてなくてよかった!

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