78話 森田優弥『さらに輝け!先行の森田』

さあ今回ごと~じょ~は、今や全国区のそんざいとなりさらなる上をめざして日々ふんと~中の森田優弥せんしゅで~す!

あたしたちも、森田せんしゅが大スターとなってくれるよう、さらなるPRを模索ちゅ~なの…

森田優弥

森田優弥

大変な時代になっちまったよ

たしかに今のご時世じゃ先行屋の表現って難しいかもしんねえわな。

特に強い先行屋になればなるほど破壊力抜群の飛び道具に例えちゃうもん。

本来なら森田にだって

『埼玉の核弾頭』
『埼玉の長距離弾道ミサイル』

っつうくらいの大げさな異名つけてえとこだったんだろうけどさ…

あっ、でもまだ現時点ではそこまでのイメージでもねえか?
へッへッヘッ

一走一走が注目される選手になれよ

まっ、とにかく森田にはさ

『トラクター』なら『トラクター』

でいいから、
行く手を阻むすべてのものを刈り取ってガンガン道や畑を切り開いていくようなスケールの大きなのをめざしてほしいね。

つまんねえ競走なんかしてみろ

『埼玉の耕運機』

に格下げされっかんな!
ガッハッハッハッ!

先行屋ってのは上に行けば行くほど戦い方はもちろん、負け方ってのも問われるようになるから本当に厳しい商売だとは思うんだ。

けどよ、そういう存在になれるって選手としての誉れだべ?

森田に限らずだけど、可能性のある選手達には、ぜひそういう存在をめざしてほしいな。

白岩大助

これからが勝負

森田優弥選手は今や埼玉はもちろん関東を代表する自力選手に成長しました。

恵まれた体格とは決していえない小柄な森田選手ですが、デビュー当時から持ち前のダッシュ力と先行した時のペース配分、そして何よりもバンクを上手に走るセンスに長けていました。

センスというのは努力で身に付くというより天性のモノ。
それは埼玉の大先輩である平原康多選手に通ずるところがあると思います。

ここまでは同じ埼玉の113期生である黒沢征治選手と切磋琢磨してお互い成長してきました。

黒沢選手とは年が7つ違いますが同い年くらいの友達のような距離感で接しています。
良い意味で()

信念を貫けば…

そして何より森田選手の1番の武器は

『負けず嫌いな強い気持ち』

私もそうですが、誰しも若い時はその気持ちを原動力として上を目指して戦って来ました。
しかし年を重ねるごとに

『良い意味で言えば大人になる』
『悪く言えば現状に満足してしまう』

ように自然にそう変化していく選手が多く見られます。

『初志貫徹』

森田選手が強い気持ちを持ち続ければ、いつか埼玉の4人目のSS選手として成長した姿を見られる日が来るかも知れません。

新井剛央

抜群の潜在能力

森田君は、自分が5年くらい前に愛好会(月2回ほどアマチュアを競輪場でタイム測定などを行う練習会)の指導員をしていた時に初めて会いました。

陸上をずっとやっていたので自転車の経験は全くなかったのですが、陸上選手特有のバネや身体能力を活かして試験まで半年もない中で、あっという間にタイムを出して113期の試験を合格しました。

藤田竜矢と2人で指導員をやっていたのですが、間違いなく強くなるという確信がありましたね。

さらなる活躍を期待!

デビューしてからも、ヤンググランプリ準優勝、F1レースでの数々の優勝、地元記念での活躍など素晴らしい成績を残しています。
これから先がとても楽しみな選手ですね。

すでにG1でも活躍はしていますが、今年はなんといっても8月に地元西武園競輪場でオールスター競輪が開催されます。
森田君も間違いなく出場すると思いますので、彼のレースを楽しみにしたいと思います。

是非とも熱い応援の方、よろしくお願い致します!

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77話 斎藤和伸『本心は別?』

チャレンジ戦は、元気な若手と競走にたけた中堅、ベテラン選手たちとのたたかいです。
サイト~せんしゅ、格からいってもまだまだ負けるわけにはいきません…
…よね?

でしょ?

斎藤和伸

斎藤和伸

ハゲるなよ

ハッハッハッハッハッ!
斎藤~、オレも気持ちはよ〜くわかる!

先行のケツ無風でまわって差せなかった時なんてやっぱくやしいもんなぁ…
そりゃ、どうにもなんねえくらい力が違う相手の場合は仕方ねえけど、度々顔をあわせるようなヤツの時なんてのは特にな…

わら人形でも作って呪いかけたろかなんて思うこともあったよ。

先行のケツを取り合う競輪の時代に

「マーク屋は2着で勝ち」

なんて言葉もあったけど、競走形態が変わっちまった今はマーク屋稼業もさらに厳しくなってきてるもんな。

けどよ、その状況状況に応じて知恵働かせられるかどうかってのも勝負の一つ。
競走に関してだけでなく、身体、道具、人間関係…

競輪ってのは、ある意味頭脳労働だかんな。

歳とともに落ちていくものもあるけど、頭の方はまだまだ維持、成長も可能。
落ちてくものだって頭を使えばカバーもできるし別の形で鍛え直すこともできる。

聞くところによると、そういった面に関しちゃ斎藤はなかなかのもんなんだって?
研究熱心で結構頭使ってるそうじゃねえか。
結局そういうのが長持ちに繋がってくんだよな。

オレも現役時代さんざんモノ考え過ぎたせいで頭の毛はきれ~さっぱり無くなっちまったけどさ
ハッハッハッ…

斎藤!
脚の方はまだまだ上で活躍できる力を見せてんだから、ハゲないように注意してがんばれよ!

センセェが現役時代に頭つかってたのって
パチンコやマージャン
ボートやオートやおウマさんのことでしょ?

アホ!
「競り」とか「中割り」にだよ…

白岩大助

夢をあきらめず

齋藤選手は高校時代、自転車競技部に所属し夢の競輪選手か大学進学も考えている中、夏休み中のロードレースで大量落車に巻き込まれて、右膝の靱帯断裂してしまい、ギブス3ヶ月の生活で自転車を諦め就職しました。

しかし競輪選手になる夢を諦められず脱サラ、当時まだ年齢制限があり最後1度切りのチャンスを掴み競輪選手になりました。

同じ練習グループで歳も2つしか変わらない後輩なのですが、彼の努力を近くで見ていたので彼の合格は本当に嬉しかったです。
そしてとても刺激を受けました。

大きな支え

当時、既に結婚し家庭を築いていた齋藤選手。
奥さんが彼の夢を理解して応援してくれた事が1番のターニングポイントだったのではないでしょうか。

そして奥さんが鍼灸やマッサージの資格を持った治療家さんだった事が大きな支えになったのだと思います。

さらに彼はトレーニングや栄養学を勉強するのが好きでとても高い向上心を持っています。
まだまだS級にカムバック出来るポテンシャルとモチベーションがあります!

新井剛央

ゴハンもパンも大キライ?

斎藤くんのイメージは、とてつもないストイックなイメージです。

少し前の話になりますが、久しぶりに会ってめちゃくちゃ絞ったなぁって思ったんですよ。
そこで彼に話を聞いたら、筋肉を作るために86キロから90キロまで増やして、その後一気に72キロまで落としたそうです。

自分は、5キロ増やして5キロ絞ってくらいはやったことありますけど、あまりにも凄くて開いた口が塞がらない状態でした(笑)

keirin.jpの彼のプロフィールを見ると好きな食べ物は鶏のササミやプロテインとあって、嫌いな食べ物は糖質とあります(笑)
なんとなく想像できますね。

今期は、チャレンジで走っていますが、そのストイックさがあれば、まだまだ上位で活躍出来る足も十分にあると思います。
自分も少しは身体のことを見習って頑張りたいですね(笑)

じつは白岩支部長、競走中のアクシデントで現在負傷欠場中なの。
ホントに心配。
一日も早く回復されることおいのりしています。
そして、また3人でがんばろうね!

オレは?

いま、追放をしんせ~中だから…

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