95話 山信田学『オレたちもやるよ!』

みなさま、おつかれさまでした!
「世紀の祭典!西武園オールスター」いかがでしたか?
今日は、オールスターに出場してなかった山信田せんしゅとプールでいろんなこと語らってきました…

山信田学

山信田学

あたり
「オールスターも終わって…」
みてえに過去形で話しているけど、おまえのウソつきぶりはさすが「日本社会で生き抜く民」ってとこだな(笑)

ところで実際のところの今日はいつだよ?

8月4日…
上のマンガ原稿、タナカセンセェから受けとったのは昨日(笑)

そりゃ、しょうがないじゃんねえ
前にも1回供述してるけどマンガやイラストってそれなりに時間はかかるもんなんだからさ(笑)

え~っと でもね、この後に出てくる支部ちょ~やダ~リン♡たちのコメントはガチ
ちゃんとオールスター終了後にもらったコメントだら、こちらの方はみなさま ど~ぞ本気にしてくださいね(笑)

西武園OB 関優勝(37期)

顔で得する男?

あの~ みなさんさ、オレは別に山信田を侮辱しようなんて気持ちカケラもないのよ。

山信田だって、気がつきゃもう47!

顔が若く見えるせいか つい騙されちゃうけど、選手としては まもなく後期高齢者って身なんだよな。
それでいて、こういう成績や走り見せられるってのは やっぱ普段サボってねえ証拠だよ。

小田原の初日3着だって最後は見事なコース取りと突っ込みだったと思うもん。

とにかく顔がそれほど老いてねえってのは、ある意味 山信田の大きな武器の一つかもしんねえな。

前まわる方からすっと、いかにもジイさんって顔に後ろにつかれるより安心感があるもんよ。
でも47歳だから差される心配もそれほどはない。
となりゃ積極的に仕掛けやすくもなる。

マーク屋にとって、前の行きっぷりが良くなるか否かって結構でかいからな。

そういった部分では後期高齢者付近の選手の中では山信田ってのはまだまだ大きく期待ができる存在ではあると思うぜ(笑)

 

たしかに山信田さんって47には見えないよね
ノリもい〜し、いっしょにいても そんなに歳の差感じないし…

前まわる側からすっと、仮に差されたとしてもそれほどのショックは起きねえかもな
オレが若かった時のA1(当時の最高位)に故•平林己佐男(期前)さんって人がいたんだけど、実年齢以上に老人って顔つきの人でさ…
あの人に差されると、いつも人生に絶望したくなったもんなあ(笑)

新井剛央

若手の集まる山信田グループ

山信田さんのグループにはたくさんのアマチュア、そして現役で活躍している弟子がたくさんいます。

先日の西武園オールスターに出場した森田優弥をはじめ、藤田周磨、近藤圭祐、中山拓人、山口多聞と強い選手ばかりですね。

自分がアマチュアの指導員をしている時に、新たに選手を目指したいという方が現れその方の面倒を見てくださったりと大変お世話になっています。
人柄もよく面倒見もいいので山信田さんについていく人も多いですね。

余談ですが、最近ウィスキー検定を取得したそうで、ウィスキー好きな方には色々アドバイスもできると思いますよ笑

盛況だったオールスター

話は変わりますが、8月20日まで西武園オールスターが開催されました。

埼玉選手会もチャリ氷、オールスター限定グッズ販売を行わせていただきました。
とてもたくさんのお客様にご来場いただき、グッズの全て完売となりありがとうございました。

収益の方は、全額シラコバト基金の方に寄付させていただきます。
チャリティーにご協力ありがとうございました。

決勝戦も凄かったですね。関東4人のラインに他ラインがどのように攻めてくるのか盛り上がりました。

おめでとう!眞杉選手

レースの細かい話は省きますが、眞杉匠選手、G1初優勝おめでとうございます。

平原選手には厳しい流れになってしまいましたが、その後ろの武藤龍生選手も連日のいい伸びでしたね。
地鳴りのようなすごい歓声でした。

あっという間の6日間でしたが、裏方の仕事も楽しみながらやらせていただきました。
また地元にG1を持って来れるように選手会としても動いていきたいと思います。

白岩大助

 

昼も夜も山信田さん!

山信田さんは『埼玉のミスター競輪』と呼ばれた亡き永倉通夫さん(46期)の練習グループの先輩です。
デビュー当時からとてもお世話になっています。

若い時は練習よりもお酒など夜の練習でとても鍛えてもらいました(笑)

副支部長の言うように今でこそ多くの弟子を抱えアマチュアの育成にとても長けていますが、昔の山信田さんをとても近くで見て来ただけに「こんなに人って変わるのか!?」と驚いてます。

ただ、夜の練習は今も変わらない生活してをしていると思うので体力も凄いなと、そこも尊敬しています(笑)

大雑把なところもありながら、その指導力は選手それぞれに対し適切なアドバイスを与え、やらせるだけで無く、やって見せる素晴らしい指導者。

現在も弟子が養成所に入所していて益々、山信田グループが盛り上がって行くでしょう!

みなさまに感謝!

さて『第66回西武園オールスター競輪』が終わりました。

昨年に続き2年連続のオールスターとなりましたが、コロナ禍であった昨年と比べ今年は初日からたくさんのお客様がいらっしゃって大変盛り上がりました。

私たちはオールスターしかG1の運営に携わったことありませんが、お客様が選んだ選手たちが競う特別なG1、それが『オールスター競輪』

お客様、選手、そして関係団体、みんなで作り上げることが出来た『第65回、そして第66回のオールスター競輪』

その感動をとても近くで感じる事が出来て本当に幸せでした。

めざせ!大宮G1

昨年14年振りに行われた地元埼玉県でのG1開催は、私の、そして埼玉の競輪選手の悲願でもありました。
2024年度のG1開催はありませんが近い将来またあの感動を得られるよう、そしてG1常連場に相応しい競輪場と呼ばれるよう、関係団体と協力して施設も改善していきたいと思います。

それは非日常のG1のためでは無く、競輪を支えている日常のF1、F2のためでもあります。

そして私の今1番の夢は大宮競輪場でのG1開催。

そのためにやるべき事をしっかりやります!

一緒に夢を叶えたい方、力を貸して下さい!
そして一緒に夢を叶えましょう!

改めまして『西武園オールスター』ありがとうございました!

 

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94話 吉橋秀城『追っかけの職人』

ふう~…
こりゃ次回、あたしも覚悟をもってと~じょ~するしかないですね…
ところで今回、本編でのと~じょ~は吉橋選手ですけど、関センセェみたいなことは言わないですよね?
じつは関センセェ、吉橋選手のことがお気にいりみたいなの。
だから、ちょっとシンパイ…

吉橋秀城

吉橋秀城

西武園OB 関優勝(37期)

たまには客を泣かしたろうぜ

「マーク屋は2着で勝ち」…

って言葉も、今や完璧に死語になっちまったけど、オレらの頃は軽い倍数で回転力の競輪、そして競りの競輪だったからな。

軽い倍数ってのは動きやすい分 位置の取り合いや競りの機会も多くなるし、そこでペタルもビュンビュン回してるんだから脚だけでなく心臓の方もいっぱいになっちまう。
とにかく競りの多い競輪だったんでマーク屋もゴールに近づく頃にはもうヘロヘロ…
ゆえに「2着で勝ち」ってことだったんだ。

その点、今の競輪はでかい倍数ゆえ筋力で戦える比率も増えたせいか年寄りの選手にとって多少は戦いやすくなってるよな。
戦い方も、縦中心、仕掛けやダッシュについて行けさえすればどうにかなる…

とはいえ、でかい倍数だと先行屋だってかなり持っちゃうわけだから差すのはやっぱり大変か…
今の若いヤツらは筋力、パワーもすげえしな…

まっ、そういう風に考えていくとマーク屋にとって どっちの時代の競輪の方がいいかってのは一概には言えねえか…

さて、というわけで、吉橋だ。

たしかに頭(1着)の数は多くねえけど、自分の役割や責任を果たす競走はしっかりできててさすがだと思うぜ。

客やってて、それほど迷惑かけられたって印象はねえし、どちらかっていうと気持ち良く競走観せてもらえたってことの方が多い気がするもん。

長い選手生活は、やっぱりダテじゃねえってとこか?

まっ、でもさ、たま~に頭突き抜けて別の意味で客泣かせるってのも悪くはねえぞ。

オレの現役時代の最高の楽しみってのが まさにそれ、ガッハッハッ!
ってなわけでよ

「まだまだ、ガンバレ!」

 

ところでセンセェ、勝ってお客さま泣かせた数とチギレで泣かせた数と、どっちが多かったの?

うるせえ!

ホヒヒヒヒ♪

白岩大助

 

長~い つきあいです

吉橋さんは85期生ですが、元は私と同じ84期生として競輪学校(現養成所)へ入校しました。
ところが持病の腰痛が悪化して一旦休学となり85期生として再入校となりました。

僕の1つ年上の先輩で高校は違いますが自転車競技の大会などで対戦しました。

スプリントという種目で初対戦したのですが大会で初めて負けたのが吉橋さんだったのでとても印象に残っています。
高校生の時から身体がガッチリしていて既にプロのような身体つきでした。

大きなお尻、今でもハッキリ覚えています。

練習は森林公園グループに所属していて主に街道練習。
選手会では以前は幹事、そして今は監査として支部運営でもお世話になっています。

ちなみに85話の安部達也さん編の最後でお話しした競輪学校83期生の2次試験でふざけ合って僕と一緒に不合格となった受験生の1人が吉橋さんなのはここだけの話です(笑)

新井剛央

食いまくってますけどね(笑)

吉橋選手はダッシュ系というより地足をいかす選手です。

追い込み選手として長くやってますが、目標がいなければ自分で動くレースを、そしてレースの中で隙が出来れば自分で捲ったり捌いたりするレースもあります。

最後まで諦めないしつこいレースをしますね。

白岩も言ってるように身体がとてもガッチリしています。
それを維持する為なのかよーく食べますね。

ラーメンも汁まで完食するのは当たり前、カレーは飲み物だって言ってたというのも聞いたことあります(笑)

なんだよ、こっちの方では食いまくりなのか、ハッハッハッ!

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