118話 寺崎浩平『地区の絆は永遠に⋯?』

おおむかしのことでキョ~シュクです。
函館ってとこでやったオールスター競輪で、福井の寺崎浩平せんしゅがG1初V!
充~実ぶりがうらやまし~近畿勢の未来は、ますます明るいものとなりそうです⋯

寺崎浩平寺崎浩平

西武園OB 関優勝(37期)

記念に期待!

31歳での初戴冠、まずはおめでとうだよな。

そして、今後は複数取れる存在に進めるか否かだ。

同地区に強力な存在がいるってのは幸せな事であると同時に厄介でもあんだよな。

けどよ、結局のところは実力順。
先輩後輩関係なく、1番強い者中心にすべてがまわるようになる。

そのために大事なのは、昔も今も記念の優勝数。
そんで、地元記念を当たり前に取れるような存在になって初めて複数のタイトル狙える選手と言えるんだ。

まずは、そっちのほうからますますがんばってもらいてえな。

白岩大助

満を持しての優勝

先ずは寺崎浩平選手、『第68回オールスター競輪』でのG1初優勝おめでとうございます!

日本競輪学校から日本競輪選手養成所に名称が変更となり、養成カリキュラムも大きく変わった117期生として、そして成績優秀者として初の早期卒業者として大きな期待を背負ってデビューしました。

デビューしてからもその期待に応える形で大活躍、デビューから79日目でのS級初優勝は今も最短記録となっています。

G1では近畿勢の先輩たちの前で『機関車』として同県の脇本雄太選手をはじめ、近畿の先輩たちの前で自分の仕事に徹して来ました。

そして今回のオールスター、いよいよ寺崎選手の順番が回って来ました。

輪界最速と呼ばれる同県福井の脇本選手が前周り、後ろは同じく輪界最強と呼ばれる古性優作選手に南修二選手が並ぶ近畿最強の布陣。

寺崎選手の初タイトルへのお膳立ては整いました。

素晴らしい、地区の絆

レースは前を取った近畿勢がそのまま突っ張り先行、最終バックから先輩の想いを汲んで発進、そして古性選手の追随を退け初タイトルを掴みました。

大きなチャンスが目の前に来た時、それを掴める人と掴めない人がいます。
しっかりそれを掴んだ寺崎選手は本当にタイトルホルダーとして相応しい選手だと思います。

そしてレース後に古性選手から『優勝出来なくて悔しいけど寺崎くんは1番優勝して欲しい選手、めちゃくちゃ嬉しい』と言わしめるほど、それは寺崎選手が近畿の先輩たちからも慕われている結果でしょう。

脇本選手も初タイトルまでは少し時間が掛かりましたが、そこからは自身の脚力をさらに磨き、史上初のグランプリスラマーとなりました。

寺崎選手も身近にいる大先輩の背中を追って、そしてやがて追い越せるような益々の活躍を期待しています。

さらに127期生として市田龍生都選手が彼らの背中を追っています。
他支部ではありますが福井支部の将来が楽しみですね。

改めまして寺崎浩平選手、おめでとうございます!

 

新井剛央

初タイトルおめでとうございます!

第68回オールスター競輪優勝は、寺崎浩平選手(117期・福井)でした。

レースの詳細はみなさんご存知だと思いますので省きますが、想定通りというか、なるべくしてなった優勝だと思います。
デビュー前から自転車競技でも活躍し、ナショナルチームにも入り、戦歴は素晴らしいものがあります。

近畿勢といえば脇本選手、古性選手はじめ素晴らしい選手が沢山います。
G1を獲ったということで色々な面で今度は見られる立場となると思いますが、これからもさらなる活躍に期待したいと思います。

寺崎浩平選手、G1初優勝おめでとう御座います。

 

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117話 太田真一『不滅の大偉業!』

あ~、きょ~もアツいですね~!
こんなアホみたいな日に、太田龍希せんしゅ(117期・埼玉)のオト~さまが練習をなさってました。
ものずきだなあ~と思いつつ、休憩中に直撃してまいりました!

太田真一太田真一

西武園OB 関優勝(37期)

埼玉躍進の功労者

埼玉は、小池和博さん(30期・OB)、新井正昭さん(31期・OB)の時代の後、タイトル戦線では しばらく大人しかったけど、一気に活気づけたのが太田の登場だったよな。

宮杯で特別初V決めたその年、GPで初出場V。
しかも逃げ切り勝ち…!

埼玉の選手達に与えた影響はでかかったと思うぜ。

タイトルなんて よその世界の話みてえになってたところに、いきなり身近で手にするやつが出現したんだ。
そりゃも~、勇気も元気も増したろうさ。

タイトルが非現実的なものから現実的なものにガラリと変わったんだから。

それが、また平原康多(87期・OB)って超大物の誕生に繋がっていったとオレは思うんだ。

でも太田は見事な出世ぶりだったよ。
中学だか高校の頃から、もう業界で名前広がってたもんな。

「埼玉に、スゲ~子がいる!」

って。

鳴り物入りで競輪学校入って、新人王…
23~24歳でタイトル取って、GP取って…

なんか、神山雄一郎(61期・OB)に近いもんもあるよな…
その後は別として…(笑)

さて、歳を重ねた今は今で、まもなく50歳。
鉄人の領域入りだ。

前回の神田同様、1分1秒でも長い現役生活を勤め上げて欲しいな。

そしたら、人生でも逃げ切り勝ちだろ、ハッハッハッ!

 

新井剛央

現在も元気一杯

太田真一さんは、皆さんご存知だと思いますが、平成11年の高松宮記念杯競輪と平成15年の寛仁親王牌優勝、そしてなんと言っても平成11年競輪グランプリ覇者です。

グランプリでの先行逃げ切りは圧巻でしたね。
レースを見てて鳥肌が立ちました。

最近では、息子の龍希(117期)もデビューしてさらに気持ちも入っていると思います。

後進の指導にも積極的で、川越工業高校自転車部の外部コーチをしながら、休日には競輪場で高校生やアマチュアの指導を行っていて、とても忙しい日々を送っていらっしゃると思います。

そんな日々の中、自身のレースもあって、中々成績も波がある状況ですが、往年の足を磨いてまだまだ頑張っていただきたいですね。

 

白岩大助

目標とした偉大な先輩

副支部長が競輪での栄光について既に記述してくれておりますが、太田さんは自転車競技においても1999年にはワールドカップにて日本人としてケイリン種目初優勝、そして翌2000年のシドニーオリンピックに出場するなど国内外で活躍した素晴らしい選手です。

今はKEIRIN.jpのプロフィール欄から無くなってしまいましたが、目標とする選手という欄に私は『太田真一』と書かせて頂いていたほど憧れていました。

高校生を指導する立場になるにあたり日本スポーツ協会の『公認コーチ』という資格を取得されていますが、私も同じタイミングで受講させてもらいました。

実技の試験が合宿形式であったのですが最終日に行われる試験前も同部屋の私や他の受講者は焦って勉強しているにも関わらず太田さんはとても余裕を持っていて私たちを茶化していた事が印象的です。

ひとまず一緒に受講したメンバーは皆んな合格したので良かったです笑。

最初は言葉も交わせず…

他に私のエピソードとして是非ご紹介したい事があります。

私のデビューした頃の太田さんは凄く怖い印象があり、初めてお会いした頃などあまり話をしてもらえなかったのですが、私の師匠の越川一寿さんが太田さんと同級生でアマチュアの頃から仲が良かったという縁もあり、それを知った太田さんに次お会いした時には

『コッシーの弟子ってお前か!笑』

という感じでとてもフランクに話をしてもらえるようになりました。

憧れの太田さんと打ち解ける事が出来て、越川さんの弟子で良かったと感謝した記憶があります。

 

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