119話 工藤考生『ベテランからのアドバイス…?』

猛暑が、ど~にか去ってくれましたが、競輪選手は毎日汗を流すのがつとめ。
工藤選手、今日は いっしょ~けんめ~ローラーを踏んでおりました…

工藤考生

関

それにしても使い古されたギャグぬかしてるな(笑)

あたり

そういや、食いもんじゃねえけど「バンクの鬼」なんて言葉もあったっけ(笑)
(※番手9着)

あたり

まあ、つまんなくはないけど、そ~ゆ~ダジャレも、時代に合う、新しいのがどんどん生みだされていくとたのしいんだけどね…

あたり

今の時代のファンのみなさん
よろしくおねがいしますね~!

西武園OB 関優勝(37期)

選手生活20年クリア

工藤に限らずだけど、20年超えの選手には、ぜひ30年っつう金字塔を打ち立てて欲しいって思うんだ。
これって、何しろ大偉業だもんな。

もちろん、選手にはケガもあるから運も必要。
工藤は2005年デビューってことみてえだから、あと10年か…

今までと違ってメチャクチャ長く遠い10年になるはずだけど、一戦一戦を大事に数字を積み重ねていってもらいてえもんだな。

クソ面白くねえから選手辞めてやったオレだけど、今更ながら現役時代の一戦一戦は本当に貴重なもんだったってつくづく感じちまうんだよな。

ただよ、テキト~に過ごす場合の10年だったら、えらく早いし、あっという間。

工藤!
まずはクソ長~い1年を送ってくれよ!

がんばれ!

新井剛央

良い着も釣り上げようぜ

工藤君はチャレンジレースの方でいまは頑張っていますが、高校時代は自転車競技のスプリントでインターハイ2位とロードレース大会で優勝するなど素晴らしい素質を持った選手です。

彼が高校生時代に国体のメンバーだったので、よく自分とスプリントレースをやっていました。
とても懐かしい思い出ですね。

脚力というよりは、追走技術や位置取りに特化している選手だと思います。
余談になりますが、釣りが趣味でよく遠征の帰りなどに有名な釣りポイントにいって色々な釣りをやってるみたいですよ。

7月に名古屋で一緒だったんですが、帰りに岐阜に寄って釣りをしていったそうです。
釣りの情熱を少し競輪にも向けて(笑)これからも頑張ってもらいたいです。

 

白岩大助

支部の大きな支え

工藤選手は副支部長が彼の高校時代の素晴らしい功績を伝えてくれていますが、高校卒業後はすぐ選手にならずメッセンジャーとして競輪選手とはまた違った形で自転車を生業としていた珍しい経歴の持ち主です。

現在、埼玉支部の『常任幹事  兼  訓練指導員』として支部運営を支えてくれています。

元々、練習はマイペースで行い、プライベートでも選手とあまり群れることのない一匹狼タイプ。
幹事就任も地区で立候補者がいなかった為に地区の取り決めにより順番でやらざるを得なくなった形でした。

今期の埼玉支部幹事は立候補者が少なく同じような経緯で選ばれた者が多く、正直なところ少し不安なスタートでした。

しかしそんな私のそんな『薄っぺらい』想いを、あっさり、実にあっさりと裏切ってくれました。

それまで工藤選手に対して、私の勝手なイメージで、お願いごとをしても断られたり、嫌々やってもらう事になってしまうだろうから申し訳ないなと思い込んでいました。

ただ実際には真面目で責任感の強い人物で支部の公務などで頼み事があった時は、二つ返事で快く引き受けてくれています。

その他の幹事もそれぞれが各役職を責任もって務め上げ埼玉支部を大きく支えてくれています。
その中でも特に『工藤常任幹事』には私個人として一番助けてもらっています。
今や、どの幹事にも支部長、副支部長不在でもイベント対応など安心して任せられます。

『立場が人を作る』と言いますが、そう感じます。

私自身も支部長なんて務められるようなタイプではありませんが、沢山の方々のサポートがあって何とか今も任せて頂けてますので(笑)

眠れる獅子

仕事柄、全国各地に行くことが出来るので趣味の釣りを楽しみながらの競輪LIFEを謳歌している工藤選手ですが、彼の素質からすれば今のステージではなく、もう少し競輪にも熱を入れてもっともっと上のステージで戦ってもらいたいと思ってます!

それに因んだエピソードを最後に1つ…

今年引退したG1、9勝のプリンス平原康多さん。
彼は工藤選手の1つ年下なんですが、高校生の時にスプリントという種目で2人が対戦した時に風を切って逃げる平原さんを工藤選手が…

『お前、それ本気で踏んでんの?』

と言いながら簡単に抜き去って行ったという伝説のエピソードがあります。
プリンスにそんなことを言い放つことが出来た選手なんか他にいなかったんじゃないでしょうか(笑)

工藤考生という選手、それだけのポテンシャルを秘めた脚力ある凄い選手なんです!

みなさんこれからも応援よろしくお願い致します!

 

 

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118話 寺崎浩平『地区の絆は永遠に⋯?』

おおむかしのことでキョ~シュクです。
函館ってとこでやったオールスター競輪で、福井の寺崎浩平せんしゅがG1初V!
充~実ぶりがうらやまし~近畿勢の未来は、ますます明るいものとなりそうです⋯

寺崎浩平寺崎浩平

西武園OB 関優勝(37期)

記念に期待!

31歳での初戴冠、まずはおめでとうだよな。

そして、今後は複数取れる存在に進めるか否かだ。

同地区に強力な存在がいるってのは幸せな事であると同時に厄介でもあんだよな。

けどよ、結局のところは実力順。
先輩後輩関係なく、1番強い者中心にすべてがまわるようになる。

そのために大事なのは、昔も今も記念の優勝数。
そんで、地元記念を当たり前に取れるような存在になって初めて複数のタイトル狙える選手と言えるんだ。

まずは、そっちのほうからますますがんばってもらいてえな。

白岩大助

満を持しての優勝

先ずは寺崎浩平選手、『第68回オールスター競輪』でのG1初優勝おめでとうございます!

日本競輪学校から日本競輪選手養成所に名称が変更となり、養成カリキュラムも大きく変わった117期生として、そして成績優秀者として初の早期卒業者として大きな期待を背負ってデビューしました。

デビューしてからもその期待に応える形で大活躍、デビューから79日目でのS級初優勝は今も最短記録となっています。

G1では近畿勢の先輩たちの前で『機関車』として同県の脇本雄太選手をはじめ、近畿の先輩たちの前で自分の仕事に徹して来ました。

そして今回のオールスター、いよいよ寺崎選手の順番が回って来ました。

輪界最速と呼ばれる同県福井の脇本選手が前周り、後ろは同じく輪界最強と呼ばれる古性優作選手に南修二選手が並ぶ近畿最強の布陣。

寺崎選手の初タイトルへのお膳立ては整いました。

素晴らしい、地区の絆

レースは前を取った近畿勢がそのまま突っ張り先行、最終バックから先輩の想いを汲んで発進、そして古性選手の追随を退け初タイトルを掴みました。

大きなチャンスが目の前に来た時、それを掴める人と掴めない人がいます。
しっかりそれを掴んだ寺崎選手は本当にタイトルホルダーとして相応しい選手だと思います。

そしてレース後に古性選手から『優勝出来なくて悔しいけど寺崎くんは1番優勝して欲しい選手、めちゃくちゃ嬉しい』と言わしめるほど、それは寺崎選手が近畿の先輩たちからも慕われている結果でしょう。

脇本選手も初タイトルまでは少し時間が掛かりましたが、そこからは自身の脚力をさらに磨き、史上初のグランプリスラマーとなりました。

寺崎選手も身近にいる大先輩の背中を追って、そしてやがて追い越せるような益々の活躍を期待しています。

さらに127期生として市田龍生都選手が彼らの背中を追っています。
他支部ではありますが福井支部の将来が楽しみですね。

改めまして寺崎浩平選手、おめでとうございます!

 

新井剛央

初タイトルおめでとうございます!

第68回オールスター競輪優勝は、寺崎浩平選手(117期・福井)でした。

レースの詳細はみなさんご存知だと思いますので省きますが、想定通りというか、なるべくしてなった優勝だと思います。
デビュー前から自転車競技でも活躍し、ナショナルチームにも入り、戦歴は素晴らしいものがあります。

近畿勢といえば脇本選手、古性選手はじめ素晴らしい選手が沢山います。
G1を獲ったということで色々な面で今度は見られる立場となると思いますが、これからもさらなる活躍に期待したいと思います。

寺崎浩平選手、G1初優勝おめでとう御座います。

 

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