86話 細沼健治『エビス様かダイコク様か?』

まもなく年末。
神社や神様が恋しくなる季節?ですよね。
じつは さいたま支部にもひとり、と~っても ありがたいお方がいらっしゃるの…

細沼健治

細沼健治

さすが神様?

うお~い細沼!
今月頭の西武園よくやった!

特に最終日 優勝戦、見事にぶっ千切れたのに諦めず追っかけての2着!

①⑥から行ってたヤツはみんな泣いて喜んだんじゃねえのか。
まさに商売繁盛!五穀豊穣!財運・開運!の神様のような走り。

あたりも早速「いなげや」に走って、『エビスビール』仕入れてたぞ!

器用な戦いぶり

細沼が本当に神様かどうかはさておき、選手としては堅実でそれほど客に迷惑をかけてるってタイプでもねえんだよな。
西武園じゃ、それ ちゃんと実証して見せたしよ。

マークで走る時はキッチリ仕事しながらついてくるし、時には自力も使ったりと案外優等生的かもな。

まあ、「チャレンジ戦」ってのはある意味 年寄りにとっては厳しいところではあんだけど上手にこなしてるし もう一つ上だってまだまだ期待できると思うぜ。

さて、今日もまた『エビスビール』を飲みながら細沼のレースでも見るとするか!
ありがたいことに細沼から買わなくても地獄に落ちることはねえみてえだしな、ドッハッハッハッ!

やっぱホソヌマさんは「エビスさま」ですよね!

白岩大助

まだ これからだぜ!

細沼選手は高校は違いますが、僕が3年生の時に名門の川越工業高校の1年生で埼玉県の強化合宿などで一緒に練習する事がありました。
そして川越工業高校の僕の1つ先輩に細沼選手のお兄さんがいたので当時は細沼先輩の弟という位の印象でした。

しかし、僕が卒業した後はメキメキと力を付けて全国大会を制覇し競輪界へ挑戦。

一緒の練習グループでやっていた時期もありますがとても真面目で面倒見も良いタイプだと思います。
若い頃もS級取れそうなところまで先行捲りで戦った脚がありますので、弟子の黒沢選征治手(113期)や藤田まりあ選手(116期)の活躍に刺激を受けて本人もまだまだ上を目指してもらいたいです。

そして若い頃より競輪界について良く考える選手で、今も色々協力してもらうことも多く支部運営に助かっています。

新井剛央

能力の塊

細沼くんは、ダッシュというより自脚の選手です。

平成14年の国体では、1000メートル独走で優勝しています。
その他にも個人追い抜き、団体追い抜きで活躍しています。

そんな時を知っている自分から見ればとてもチャレンジレースっていうのが信じられないのですが、彼の実力を出せば、まだまだ上のレースでもやっていけると思います。

細沼くんも40代になりましたが、まだまだ伸びしろはたくさんあると思いますのでこれからも期待したいです。

裏話はこちら

85話 安部達也『あたりまえの日常を』

ふう~…
本日は節電に きょ~りょくするため、安部達也せんしゅと うす暗~いBARで うす暗~く語りあってまいりました…

安部達也

安部達也

おい、あたり
おまえ、安部とはどういう関係なんだ?

そういう暗がりで、まさかやましい関係ず~っと続けてたんじゃねえだろうな

ちょっとやめてよ!
ヘンなことゆ~の!

安部さんがどんな人かなんて知らなかったし、記憶にないし、記録にないし、法に触れることやってないもん!
あとでなんかまた新しい事実が色々出てくるかもしんないけどさ…

どんな人か知らねえ?
しょっちゅう顔を合わせてて、しかも今さっきまで薄暗いBARで一緒にいたんだろ!
画像だって、もうネットに上がってるじゃねえか!

BAR行くことなんていっぱいあるし、全部覚えてられるわけないでしょ!
いろんなとこで何回も会ってる人のことでもさ…
それに、あたしは今、支部のコロナ対策係に任命されていそがしいの!!!

おい、白岩!
調査しなくていいのか!

そ、それはもう それぞれが自らの責任で丁寧な説明をしていくことが大事で…

ったく、あの女ときたら今までいったいどれだけの選手たちと深く、かつ不適切な関係続けてきたんだ…

うぎゃ~~~!!!!
センセェ…
いい気になって、それ以上つまんないことゆったら地獄におちるからね!

ハッハッハッ
あたりがどれだけの選手とズブズブの関係持ってきたのか疑惑は深まる一方だけど、まあいいや。
そんなことより安部の話だわな。

コラ~!
まだ、ゆ~か~!!!

選手は全員…

しかし、安部もかわいそーに…
最後のあのウスバカゲロウの一言には、さぞ頭きたろうな…

失格はまだしも、落車の あの痛みやつらさは選手じゃねえとわかんねえもんな…
選手生命に関わる可能性だってあることなんだしよ…

客どもは安易に気楽に

「落っこちろ!」

なんて野次飛ばしてくれるけど、こういうのが一番ドタマにくんだ。

「バカ!死んじまえ!」

ってセリフの方がまだマシってくらい落車ってのは本当にイヤな事なんだよな。

うえ~ん~~~
あ、あたしがワル~ございました~
あんなことゆ~のは、もう二度と~!!!

実を言うとさ、マンガでも一番描きづらかったシーンって落車や事故関係なんだよね

連載初期の頃
「たとえマンガの中でも落車は縁起が悪いしイヤだね…」
って選手に言われたことがあってさ

ゆえに実在の選手に関しては極力避けてたけど、やむを得ない場合、心の中でお詫びしながら描いてたね

長期S級 ダテじゃない!

わかりゃいいんだ、わかりゃ…!

さて話は変わるけど、安部もやっぱさすがだよな。
今や絶滅危惧種になりかけてるマーク屋稼業で上の点数守り続けてきてんだもん。

とにかく継続するってことが一番大切で何より偉いことと思うんだ、オレは。

一定の成績を維持し続けるのに何よりモノを言うのは日々の過ごし方。
で、日々の過ごし方ってのは性格、精神力が大きく左右する…

ある意味、これは身体能力とは関係ない分野だけど、備わっているか否かってでけえんだよな…

「練習は嘘つかねえ」

ってセリフがあるけど、本当そうだと思うぜ。
そりゃ政治家と選手はウソをつくのが仕事なんだけどさ…

安部、まだまだがんばってくれ!

新井剛央

追走技術はダテじゃない

安部さんも前回の尾崎さん同様に決して体格的に恵まれているわけでもありませんが、追い込み選手として永らくS級で活躍されています。
練習はもちろん真面目です。

昔、伊藤公人さんのグループで練習されていた時期もありましたので、とても研究熱心な方ですね。

安部さんもいまは、平原君のところで練習していますので、自分も常日頃お世話になっています。
追走技術やコース取りはレースを見ていると流石ってところをよく見てますので自分も見習いたいですね。

白岩大助

同世代の大切な先輩

安部選手は副支部長の言うように前回の尾崎剛選手と選手としてのキャリア、そして練習グループ、体型などを含め同じようなタイプになると思います。

お2人共、競輪選手を多く輩出している名門『川越工業高校』出身で1つ違いの先輩後輩。
当時から切磋琢磨しながら成長し合って来た間がらです。
私も副支部長もお2人と同世代なので色々学びながら追い込み選手としてたくさん吸収させて頂きたいです。

ちなみに安部選手とは83期の2次試験で一緒に競輪学校に行きましたが、試験の夜に宿舎で私は他の埼玉の受験生の先輩達と一緒にカップラーメンの早食い対決をしてふざけていました。

安部さんは試験に集中して真面目にされていたので当然合格しましたが、私を含めふざけていた受験生達は言わずもがな全員落ちました。
その次の試験ではふざけずしっかり集中して合格する事が出来ました。

当時の自分にとって良い勉強になりました()

裏話はこちら