100話 小川辰徳『年男がんばれ!』

はい、みなさま~~!!!
今回は「選手と~じょ~マンガ」バ~ジョンの第100回目!
記念すべき今回のごと~じょ~は小川辰徳せんしゅで~す!
パチ パチ パチ~!

小川辰徳

小川辰徳

西武園OB 関優勝(37期)

目つきが…

いや~、すまんすまん小川!
ちょっとからかっただけだよ。

おまえは中堅どころの逃げ屋として日々がんばってるし、100回目を飾るにふさわしい選手だとオレは思ってるよ。
あくまでもオレはだけど(笑)

競走ぶりの印象はスピード感はイマイチだけど、キッチリと行く時は行く、すべきことはする実直型って感じだよな。
状況判断もなかなかのもんだと思うしよ。

こういうタイプは、後ろをまわる選手とも良い信頼関係を築けるし、まだまだ進化を期待できんじゃねえか。

ただよ、一点気になる弱点があんだよな。
顔立ち…
というか、目つきが柔らかすぎて威圧感に欠けるんだ…

とにかく相手ビビらす手段は顔か脚しかねえんだから、顔がダメなら脚で恐怖心与えんとよ。

『おっかねえ小川』

ってイメージの競走、待ってるぜ!

あたしは、今のままの小川せんしゅの顔だちのほ~がい~と思うけどなあ…
ほんわかイメージがあるほ~が親しみもわくし、近づきやすいじゃん

アホ!
それだと、イコール
「抑えやすい」
「競りやすい」
ってイメージに繋がりやすくなるんだよ

そっか…
でもさ、女子的思考~では
「気はやさしくて力持ち」
みたいなギャップを感じさせてくれるタイプのほ~に
心うばわれちゃうんだけどね

ふ~ん…
選手なら、そういうヤツがいた場合
「いかにだましてやろうか」
って風に考えちまうもんだけどな(笑)

 

新井剛央

信頼できる先行屋

小川君は、森林公園グループというところに所属しています。

昔自分も、藤田竜矢君(88期・埼玉)に連れられてお邪魔したこともあります。
アップダウンが多い練習場所で、山にも登りにいったりと、練習環境は抜群のところですね。

レースの方は、先行職人のイメージで、仕掛けるべきところは逃さずにしっかりとラインに貢献してくれる選手です。
自分も過去に何度か連携をしていて、タイミングを逃させず行ってくれるのでとてもいい印象です。

チャレンジレースに落ちてしまったり、1.2班に行ったりの繰り返しが多いですが、まだまだたくさん伸びしろはあると思います。

キャラ的にも面白いので頑張ってもらいたいです(笑)

 

白岩大助

競輪ならではのテクニック

小川選手はまさに『競輪』という走りをしてくれる自力選手で、特に先行した時の抑えるポイント、踏み出すポイント、走路の走り方、ラインを活かした走り、全てにおいて抑え先行のお手本と言えるようなセンスある選手です。

今はスピードやパワーで『アスリート』的な走りをする若手選手が多いですが、小川選手のように自身の力に+α出来るようなテクニックを彼の走りから学んでもらいたいと思います。

性格的にもとても優しい選手で、風格もあり、デビューしてまもない頃から先輩からも『小川さん』と呼ばれて皆んなから慕われています!

な〜んだ!
やっぱり選手の人にだって、やさしいタイプの人のほうがフツ〜に好かれてるじゃん

だから白岩はタヌキってことだよ
こういう風に言って気分良くさせといて、腹の中では
「おいしいとこだけ持ってっちゃお」
なの!
つねに!

う〜ん…
あたしは支部長〜をしんじたいけど…

ハッハッハッ
白岩!
詐欺のテクニック、一段上がったな?

やめてくださいよ、も〜(汗)

B面はこちら

100話B面『後光輝け!』

さて、今年も超大せ~きょ~のうちに幕をとじた『大宮75周年記念』、優勝は山口の清水裕友選手(105期)でした。
5名の優出で期待された地元勢はざんねんでしたが、タナカセンセェ、ご感想~をひとつ!

そ~ねえ…
着外に終わった平原康多選手(87期・埼玉)の姿がやっぱり印象に残ったね

まあ期待されてたし、地元のほこるスーパースターだもんね

平原康多選手(87期・埼玉)

勝った負けたについては特に何もないんだけど、「オヤ?」って感じたことが1つあったんだよね

へえ~、どんな?

輝く存在

これ、あくまでもオレが個人的に感じたってだけの話なんだけど、スーパースターって特殊な輝きを常に放ってる存在だって思ってんのね。

実際目に見えるわけではないんだけど、その姿があるだけで光を感じさせてくれる…
みたいな。

俗に言う「後光が差す」ってやつかな。

例えばオレの世代だと真っ先に出てくるのが中野浩一さん(35期・OB)とか井上茂徳さん(41期・OB)、滝澤正光さん(43期・OB)の当時の三強だったり、吉岡稔真さん(65期・OB)、神山雄一郎選手(61期・栃木)とかさ…

そういう人達って皆さん常に圧倒的なオーラー…
というか、光みたいなのを放ちながら走ってたんだよね。

出走表だって、その名前が載っているだけで輝いて見えるくらいの。

ただね、そういう存在でもある時期から段々と、特に一番肝心な競走中、そういったものを感じなくなってくるのよ。

ひょっとしたらそれって、年齢とともに変化していく脚力、その他とともにやっぱり薄れていくものなのかな?
出走表の名前オーラーは永遠に消えることはなかったんだけど…

それでも、中野さんの場合はまだ頂点に近いところにいた段階での引退だったから競走中のオーラーもそれほど消えてはなかったけどさ。

後光が見えず

でね、平原選手の話になるんだけど、今回の大宮、オレは例によって家で作業しながらぼんやり眺めてたんだけど、そこで「オヤ?」って感じたのよ。

平原選手も現世代のスーパースターの1人でしょ。
今までなら競走中は常に特別な輝きを発しているって存在だったのね。
調子の良し悪しや展開はもちろん、勝敗も関係なく。

だけど今回、なぜかそんな光を感じなくてさ。

例えば優勝戦の最終BS過ぎ、清水選手の捲りにあって態勢的にはもう厳しいなって状況になってたけど一応直後を追っかける形にはなってたじゃない。

こういう時のスーパースターって、やっぱり背中からキラキラした光を発して

(もしかしたら…)

みたいな期待を感じさせてくれたりするものなのよ。

だけど、今回それをまったく感じなかったんだよね…②清水選手を追う①平原選手の背中から光が感じられず

で、ふと思ったの。

(あ~、平原選手もこういう時期に入ってきたのかな…)

って。

さっき話したような、過去のスーパースター達と同様の…

たださ、これってスーパースターに限らずどんな世界で、どんなポジションで生きている人達だってレベルは違えど皆経験することだからね。
これまでなら当たり前のようにやれていたことがそうでなくなるって…

でもね、だからって不幸な状態かっていうと、そうとも言えない気もするの。

自分の中で変化を感じれば、また新たな自分を構築するための日々が始まるでしょ。
それによって精神的にも肉体的にも進化や成長ができるからね。

面白いことに、そうしたらまたもう一回光を放ち始めたりもするしさ。

そういった意味では、これからの平原康多選手の競走ぶりに興味しんしんかな。【NEW平原に期待】

なるほどねえ…
ってことは、センセェもやっぱりそういう経験はしてるんだろうね?
ムダにとはいえ、いちお~トシだけはとってるし…(笑)

そりゃ、もちろん!
肉体同様、脳みそってのもどんどん劣化するもんだから

今話してる事と意味合い的にはちょっとずれるけど、50代後半になった頃だったかな、文章書いてる最中に突如ひらがなやカタカナの文字が出てこなかったりなんてことがあったもん

ひらがなが!?

漢字だったらまだしも、一瞬とはいえひらがなが一文字出てこなかった時はさすがにショックだったなあ…
前に話したことがあったと思うけど、九九が出てこなかったこともあったし…(笑)

老化ってスゴイんだねえ…

60代になった今なんてさ
(あれ、今何しようとしてたっけ?)
みたいなのって しょっちゅうよ(笑)

でもね、そういう自身の変化を感じる度に、また新たに色んなことを考えたり、感じたり、学んだりってのがあるんでマイナス部分だけではないとも思うんだけどさ…

へえ~、そ~ゆ~もんなんだ…

たとえば、若い時にはまるで気づいてあげられなかった年を取ってる人、苦労をしている人の気持ちとか、すごくわかるようになったしね…

年を取れば取るほど、そういう風になってってるような気がするもん…
もちろん、すべての年寄りが そうとは思わないけど(笑)

う~ん…
それってステキな話なんだけど、あたしはできることなら気づけない年齢のままでいたいなあ~(笑)

はい!
とゆ~わけでオシマイです。
「でわ!」

 

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